大型風洞装置による風洞実験技術
風外力・風振動評価や風環境評価など「風」に関する様々な問題に対応します。
お客様のメリット
- 建物形状や周辺状況を再現した模型実験で正確な風外力や風環境を評価できます。
- 大断面の計測部を有するため、超高層建物や広域な市街地に対応可能です。
- リアルタイム風圧可視化システムにより、複雑な風の現象を把握できます。
技術の特徴
本装置は、6台の小型軸流送風機を有し、省スペース化を実現しています。
大型模型を用いて風圧・風速等を検証・評価できるため、高精度かつ実用性を重視した実験が可能です。
風洞内の気流の速度や乱れを制御して最適化する装置の導入により、様々な縮尺の模型など実験条件に合わせて送風する気流の特性を自在に調整可能となっています。
新たに導入したリアルタイム風圧可視化システムを併用することにより、実験で計測しながら、目では見ることができない風の力をリアルタイムに3次元アニメーションで表示可能であり、建物に作用する風圧を、視覚的に把握することができます。

風洞装置仕様
項目 | 概要 |
---|---|
方式 | 室内回流式エッフェル型風洞 |
計測部寸法 | ・幅3.2m×高さ2m×長さ23.8m ・ターンテーブル直径3m |
最大風速 | 23m/s |
送風機 | 軸流送風機6台 |
実験項目 | 多点風圧実験、風環境実験、空力実験、空力振 動実験、可視化実験 |
実績・事例
多点風圧計を用いた風圧実験による外装材用風荷重評価や、計測した風外力を用いた風振動評価、多点風速計を用いた風環境(ビル風)実験など、幅広い風の問題を解決します。

(ターンテーブル直径 3m)

(風圧計測結果+気流解析結果)