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早強型UFCを用いた高耐久・急速接合工法

早強・高耐久の充填材を用いたウェットジョイント型のプレキャスト接合工法です。

お客様のメリット

  • 超高強度繊維補強コンクリート(UFC)を用いる工法のため、接合部が高耐久となります。
  • 常温環境下においても、早期の強度発現が可能です。
  • 流動性に優れた材料のため、狭隘箇所への充填が可能です。

技術の特徴

ウェットジョイント工法(プレキャスト部材の間に現場打ち材料を充填する工法)を採用した場合、部材間に充填した材料の硬化性能によって、全体の工期は大きく変わります。従来は、工期短縮を目的として、大型給熱設備を使用していましたが、現場における手間が増大する等の課題が生じていました。

また、プレキャスト部材の接合部は、母材部に比べて耐久性上の弱点となりやすいため、耐久性の高い材料で、かつ未充填箇所が無いよう確実に充填する必要があります。本工法はこれらの課題を解決するために開発しました。

ウェットジョイント工法の施工例
ウェットジョイント工法の施工例
大型給熱設備の使用例(従来工法で使用)
大型給熱設備の使用例(従来工法で使用)

本工法で用いる早強型UFCの特徴は以下のとおりです。

早強・高耐久

  • 一般的なUFCに比べて早期の強度発現性に優れています。
    • 圧縮強度(養生温度20℃)1日:78N/mm2、3日:115N/mm2
    • 超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案)(以下、UFC指針)に示される標準材料との比較結果(下図参照)
  • UFC指針の適用範囲とされる強度を満足しています。
    • 圧縮強度150N/mm2以上(材齢28日)
  • UFC指針の標準材料と同等の耐久性を保有(耐用期間100年)
積算温度と圧縮強度の関係
積算温度と圧縮強度の関係

高充填

  • 流動性が大きいにも関わらず材料分離を生じないよう工夫されており、狭隘箇所への充填も可能です。
フロー試験状況(JIS R 5201、落下なし)
フロー試験状況(JIS R 5201、落下なし)