二重ビット
長距離シールドトンネルの掘削に必要だったカッタービット交換が不要な技術です。
お客様のメリット
- カッタービット交換用の地盤改良や立坑が不要となります。
- カッタービット1個のスペースで2個分の能力があるため、小口径のシールド機にも搭載が可能です。
- 地山を切削する能力が2倍となります。
技術の特徴
最初に地盤を切削するカッタービット(1次ビット)が磨耗すると、その内側に予め配置されているカッタービット(2次ビット)が鋭利な状態で自動的に現れ、地盤を効率よく切削します。
カッタービット2個でスペース1個分となるため、カッター面がスリム化され、カッタービットが過密配置とならないため、土砂の流れを阻害しません。

実績・事例
東京外かく環状道路本線トンネル(北行)大泉南工事
発注者 | 中日本高速道路株式会社 |
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トンネル延長 | 6,976m、地中接合(凍結) |
シールド機 | 外径φ16.2m泥土圧式(日本国内最大) |
セグメント | 外径φ15.8m、厚さ650mm、幅1.6m、14分割 |
掘削土層 | 舎人層(粘性土、砂質土、砂礫の互層) |
土被り | 最小4m~最大58m |
支障物 | 既設コンクリート杭 47本 |


社外表彰
2009年 ”超”モノづくり部品大賞 環境関連部品賞 : モノづくり推進会議/日刊工業新聞社
第14回 国土技術開発賞 優秀賞 : 2012年 (一財)国土技術研究センター・(一財)沿岸技術研究センター