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掘り残し土量可視化技術「T‐ケーソンスキャナ」

ニューマチックケーソンの掘り残し土量の可視化と開口率の算出技術です。

お客様のメリット

  • 重機に搭載した2次元レーザーセンサーにより測量から開口率の自動計算まで4分で完了します。
  • 遠隔操作により、ケーソン作業室内の任意の場所でリアルタイムな測量が可能です。
  • 作業員が高圧環境で作業する必要がなく、健康障害の要因を抑制することができます。

技術の特徴

橋梁や構造物の基礎などに活用されるニューマチックケーソン工事において、重機に搭載した2次元レーザーセンサーを用いて施工時の掘り残し土量を可視化する技術「T-ケーソンスキャナ」の適用により、遠隔操作で短時間に掘り残し土量を把握し、測量作業の効率化と安全で正確な施工管理を行うことができます。また従来、ニューマチックケーソン内の高圧な環境下で作業員が行っていた測量作業が不要となります。

従来の方法では、一連の作業終了毎に、作業員が掘り残し土の形状を測定し、開口率を算出していました。また、高圧な環境での作業となるため、作業時間が限定されるほか加減圧管理など作業外の時間もかかります。そのため開口率をリアルタイム算出することが困難でした。加えて高圧環境での繰り返し作業は作業員の健康障害の要因となる可能性もあります。

これらの課題を解決するため、重機に搭載した2次元レーザーセンサーを用いて、遠隔操作によりケーソン作業室内の掘り残し土量の可視化技術「T-ケーソンスキャナ」を開発しました。その結果、開口率をリアルタイムかつ定量的に把握することができ、測量の無人化と安全で正確な施工管理を行うことが可能となりました。

実績・事例

国土交通省関東整備局港湾空港部発注の川崎港臨港道路東扇島水江町線主橋梁部建設工事に導入し、測量作業の効率化と安全で正確な施工管理を行うため、本技術の普及、展開を進めています。

計測データを基に可視化し開口率を計算して表示します。