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嵌合式合成セグメント「HBセグメント®

合成セグメントのリング間を嵌合式とすることで、高耐力化を実現します。

お客様のメリット

  • リング間にかみ合わせ構造を採用することで、高い耐震性を有しています。
  • ワンパス継手を採用しているため、組立時間の短縮が図れます。
  • リング面がフラットであるため、一般的なセグメントとの接合に特殊な構造が不要です。

技術の特徴

セグメントの切羽側を凸型に、坑口側を凹型にするため、特殊型鋼をフランジ部に使った溝形状の鋼材を配し、内部にコンクリートを充填することによりかみ合わせ式の合成構造としました。具体的な特徴は以下の通りです。

  • セグメントのリング間を嵌合式とすることで、リング間のセン断抵抗力が増加し、トンネル縦断方向の剛性が高まり、耐震性等の向上を図っています。
  • セグメント継手、リング継手とも、ワンパスタイプの継手を採用し高速組立を実現します。
  • ジャッキ推力は充填コンクリートで支持するため、STセグメントのような縦リブを不要とします。
  • フランジに使用する特殊型鋼は、端部をL型にした平板としているため、同じ型鋼の曲げ加工面の表裏を変えることでかみ合わせ構造を実現しています。
  • リング間継手にはRCセグメントと同じ継手が使用でき、RCセグメントとの接続側に平鋼を使用することで合成セグメントの凹凸をなくし、RCセグメントとの接合が可能です。
嵌合式HBセグメントの構造
嵌合式HBセグメントの構造
嵌合部(凹側)
嵌合部(凹側)
嵌合部(凸側)
嵌合部(凸側)

実績・事例

工事名称 : 白子川地下調節池工事(その5)

工期 平成23年2月~平成26年1月
場所 東京都練馬区大泉2丁目~高松3丁目
セグメント外径 10,600mm
セグメント厚 300mm
掘進延長 3,183m

工事名称 : 環状七号線地下広域調節池(石神井川区間)工事

工期 平成29年3月~平成35年3月(予定)
場所 東京都中野区野方五丁目地内~練馬区高松三丁目
セグメント外径 13,200mm
セグメント厚 350mm
掘進延長 5,368m