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剥落防止(ガラス繊維メッシュ補強)セグメント

コンクリートセグメントにメッシュを設置することで、コンクリート片の剥落を防止します。

お客様のメリット

  • セグメントの潜在的なひび割れが進展し、剥落現象が発生しても落下を防止します。
  • セグメント製造時点で繊維メッシュを設置するため、現地での設置が不要です。
  • セグメントの被り内で補強しているため、美観を損ないません。

技術の特徴

鉄道トンネルや道路トンネルなど、一般の人や車両が通行に使うトンネルでは、供用時にコンクリートが剥落した場合大きな問題となります。近年、シールド工法により構築されたこれらのトンネルには二次覆工コンクリートを施工せず、一次覆工のセグメントがそのままトンネル内面となっています。

一方、コンクリートセグメントは、供用時の荷重変動やジャッキ推力に代表される施工時荷重の影響などで、クラックや剥離を内在する可能性があります。この欠陥が点検で見過ごされた場合には、時間経過とともに欠陥が進展し、剥落し事故となる可能性があります。そこで、セグメント表面のコンクリートに引張抵抗力を附加するとともに、剥離が発生しても落下することがない、剥落防止セグメントを提供いたします。

セグメント内面(ガラスの有無を左右で表現)
セグメント内面(ガラスの有無を左右で表現)
コンクリート打設前の状況
コンクリート打設前の状況
  • セグメント内面に耐アルカリ性ガラス繊維からなるメッシュ(11mm×13mm)を設置することで、剥落片の落下を防止しています。
  • ガラス繊維メッシュを折り曲げることで、最も欠けやすいセグメントのコーナー部を完全に保護できます。
  • ガラス繊維メッシュは交差部を絡み織りにすることで、微少な浮きを確保でき、硬練りコンクリートでもセメントペーストが確実に回り込み表面は平滑となります。
  • コンクリートの配合は、スランプ3cm程度の硬練りコンクリートで特殊な対応は不要です。