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全地盤対応型起泡剤「TAS-foam®

起泡剤溶液の濃度調整と発泡倍率の調整のみで、粘性土から砂礫土まで対応できます。

お客様のメリット

  • 高い発泡倍率を低濃度の起泡剤で実現できるため、環境への負荷が小さくなります。
  • 複合地盤に対して、濃度と発泡倍率の調整のみで対応できます。
  • 低濃度で使用できるため、トンネル内への原液持ち込み量を低減できます。

技術の特徴

「TAS-foam(タスフォーム)」は、起泡剤成分の界面活性剤に疎水性を持たせることで、高発泡で微細な気泡を作ることで、以下の特徴を有しています。

砂礫地盤での塑性流動化を実現

気泡の粘性が高く、また流動作用と土粒子の結合効果を併せ持つことで、従来の気泡では難しかった砂礫地盤での塑性流動化が図れます。

地下水への対応

微細な気泡を形成し、安定性が高く、従来の気泡が地下水などの水に希釈されると消泡するという欠点を克服しています。

環境への配慮

高い発泡倍率を低濃度の起泡剤で実現できるため、掘削土砂を海面埋立てなどに使用する際の、水生生物への影響を低減できます。

施工の効率化

起泡剤の濃度と発泡倍率を変えることで、あらゆる地盤に対応できるため、シールド工事の施工性が向上します。

TAS-foamのクリーム状の泡
TAS-foamのクリーム状の泡
TAS-foamの主成分の比較
起泡剤主成分製品名主な用途
陰イオン
界面活性剤
TAS-foam シャンプー、ボディーソープ
台所・住居用洗剤
OK-1(従来品)
アルファオレフィンスルホン酸
ナトリウム(AOS)
衣料用粉洗剤

砂質土

気泡材なし
気泡材なし
TAS-foam 低濃度配合(SL=5cm)
TAS-foam 低濃度配合(SL=5cm)

礫質土

気泡材なし
気泡材なし
TAS-foam 高濃度配合(SL=6cm)
TAS-foam 高濃度配合(SL=6cm)

実績・事例

鉄道トンネル
マシン外径φ10,460mm 距離L=3,351m 最大土かぶりd=46.0m 泥岩層、砂質土層
放水路トンネル
マシン外径φ 5,390mm 距離L=1,893m 最大土かぶりd=16.5m 砂礫層、洪積シルト層、凝灰角礫岩層
雨水排水管
マシン外径φ 3,940mm 距離L=2,045m 最大土かぶりd=14.0m 洪積粘性土層、洪積砂質土層、洪積砂礫土層