岩盤対応型シールドマシンのセンターカッター交換装置
センター部のディスクカッターを高水圧環境で安全で効率的に交換できます。
お客様のメリット
- ディスクカッター交換のために、シールドマシンの外に出る必要がありません。
- ディスクカッター交換のために、圧気や地盤改良を行う必要がありません。
- 中央部のカッターを交換できるため、周りのカッターの配置に自由度が増します。
技術の特徴
土被り100m(≒水圧 1.0MPa)の大深度で使用する岩盤対応型シールドマシンの面版中央部に設置してある連続したディスクカッター(センターカッター)をマシン内部から交換する技術です。長いソーセージ型の回転式ディスクカッター交換装置で、内部に多連装のセンターカッターを設置したホルダーごと回転させて一度にすべて交換することができます。
センターカッター交換技術の特長
- (1)安全性の確保
- センターカッターの交換は、マシン内部から一度に行えるため、効率的な作業が可能となり、作業者の負荷軽減と安全性の向上を図ることができます。
- (2)周辺環境への配慮
- マシン外部から交換作業を行う場合、事前に切羽前面に止水用の地盤改良を行う方法では完全な止水は困難で、地下水位の低下による周辺環境への影響が懸念されますが、本技術では、地下水位を下げることなく、マシン内部からすべての交換作業を行うことができます。
- (3)交換日数の短縮
- マシン外部を圧気した状態で交換作業を行う場合、これまで当社実績では 2日半の交換日数が必要でしたが、本技術を用いることで、約0.5日で交換することができます。
構造

