ページの先頭になります。

ページ内を移動するためのリンクです。

地中連続壁用継手「T-Scutジョイント」(止水板タイプ)

コンクリートカッティングのエレメント間に止水板を設置できます。

お客様のメリット

  • コンクリートカッティング式の連壁エレメント間に止水板を設置できます。
  • 止水板の設置により、エレメント間からの漏水を防止できます。
  • 低空等や狭隘箇所での地中連続壁の施工にも対処できます。

技術の特徴

背景

接合鋼板タイプの継手
接合鋼板タイプの継手

地中連続壁のエレメント間の継手には、鉄筋をラップさせないフリー継手があります。フリー継手のうち接合鋼板タイプの場合は、エレメント間に止水板を設置しておくことは容易ですが、先行エレメントの両端部の空洞を確保するためにコンクリート流出防止シートが必要となり施工が煩雑です。一方、コンクリートカッティングタイプの場合は先行のコンクリートを直接切削するため施工は容易ですが、止水板を設置することができないため、エレメント間の間隙が漏水の原因となります。そこで、接合鋼板タイプのような煩雑さがないコンクリートカッティングタイプの地中連続壁を本体壁として使用するため、先行エレメントと後行エレメントの間に止水板を設置できる構造を開発しました。

構造

構造の特徴

施工手順
施工手順
  1. 1先行エレメントに止水板を設置する空間を確保するため、塩化ビニール製の空間保持材を設置します。空間保持材の内部にはパイプジョイント用の外管が設置してあります。
  2. 2後行エレメント構築時に、空間保持材をコンクリートと一緒に切削することで止水板を設置する空間が現れます。
  3. 3止水板にはパイプジョイント用の内管が接続されており、その内管を先行エレメントに設置された外管に挿入しながら後行エレメントの鉄筋籠を投入します。止水板は、後行エレメントの鉄筋籠に対して水平方向にフレキシブルな状態で設置されており、施工誤差を吸収できる構造となっております。
  4. 4外管と内管の間隙は、後行エレメントのコンクリート打設後に、内管天端から無収縮モルタルを注入し、下端から外管内を廻り込み、無収縮モルタルが地上で流出することで充填を確認します。