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土量計測システム「ベルコンスキャナ®

シールド工事におけるベルトコンベア上の掘削土量を光切断法を用いて高精度に計測します。

お客様のメリット

  • 設計掘削土量に対する実掘削土量の差が、一目でわかります。
  • 従来の2次元スキャナやベルトスケールより、高い計測精度で土量計測が行えます。
  • 掘削土砂の過剰取込による地盤沈下やチャンバー閉塞を未然に防ぐことができます。

技術の特徴

本システムは、シールド工事における土砂搬送用ベルトコンベア上の土量を、高精度・高速スキャン・非接触の特徴を有する光切断法を用いて計測するシステムです。

光切断法

光切断法とは、ラインレーザーとデジタルカメラを使用した断面形状測定技術です。非接触で高精度かつ高速な計測を行えます。ラインレーザーで物体の形状に沿った輪郭線を表示し、デジタルカメラで撮影後に画像解析を行い、抽出した輪郭線の座標データから対象物の形状や断面積を導出することができます。

搬送土量計測システム

従来のベルトコンベアにおける土量管理は、2次元スキャナやベルトスケールでの計測で行われます。これらの計測技術では計測精度が悪く、切羽での土砂の取り込み過ぎによる地盤沈下やチャンバーの閉塞の兆候を正確に把握することが難しい現状にあります。本システムを搭載した場合、高精度(計測誤差2%以内)な土量管理を実施することができます。また掘削土量のリアルタイム計測が可能となり、設計数量に対する過不足が表示されるため、上記の兆候をいち早く知り、迅速な対応をとることができます。

システム構成
システム構成
モニタ累積土量表示イメージ
モニタ累積土量表示イメージ

実績・事例

平成27年度 下建工第2401号 広野排水区
広野2号雨水幹線築造工事
発注者:静岡市
シールド外径:Φ3080mm 掘進距離:1244m
ベルト幅:400mm

  • スクリューの排土口付近にて土量計測
  • 地盤沈下やチャンバー閉塞などの工事中断なく施工完了
システム設置状況
システム設置状況
ラインレーザーによる土砂輪郭線
ラインレーザーによる土砂輪郭線