既製杭施工データ総合管理システム「T-Pile Recorder」
杭施工時の施工管理業務の生産性を向上させる総合管理システムです。
お客様のメリット
- 既製杭の施工管理業務が効率化・省力化され、生産性が向上します。
- 計測データ等の自動送信・保存により、より厳格な施工管理を実施します。
- 関係者が施工状況をリアルタイムで共有・確認できます。
技術の特徴
既製杭施工データ総合管理システム「T-Pile Recorder」は、杭施工時の施工管理業務の生産性を向上させる総合管理システムです。
従来の施工データの管理は、確実な品質管理の実施と施工記録の保存が必要となるため、施工状況の確認から記録作成・保存に至るまでの過程で多くの時間を費やしていました。さらに、昨今はこれまで以上に杭施工に係るデータ管理の厳格化が求められており、より信頼性の高い施工データ管理が必要となっています。そこで、ICTの活用により、施工時の掘削機電流値等の計測データのほか、杭の位置や鉛直性などの実測値および工事写真など各種データの保存と管理書類の作成を自動化させました。
本システムの特徴
- 1杭打ち機の電流計や掘削深度などの計測データは、自動的にクラウドへ送信・保存後、杭番号別に分類・ひも付けされ、帳票台帳が作成されます。一連の作業が人手を介することなく自動で実施されるため、施工管理データの信頼性の確保、施工管理の厳格化が可能となりました。また、杭一本あたりに係る現場作業から書類作成までの業務時間も従来の3割程度に削減され、施工管業務の効率化が図れます。
- 2杭芯位置などの実測値や工事写真はスマートデバイスにより撮影・入力し、クラウドに送信・保存します。クラウドでは送信データに基づき、上記の計測データと同様、杭番号別に自動で管理書類や写真台帳を作成・保存します。また、クラウドに保存された各種データを、パソコンやスマートデバイスを用いて、関係者がリアルタイムで情報を共有し、確認できます。
- 3杭打機に装備された既存計測装置を利用し、そこに新規に通信機能などの必要な機能だけを外付で組み込むことにより全体システムを構築しています。これにより安価なコストで設置・運用する事ができます。
