地盤変位モニタリングシステム
GPS無線センサにより多点の地盤変位をワイヤレスで計測できます。
お客様のメリット
- 測定点までケーブル配線および電力線を敷設せずに変位計測が行えます。
- 東西・南北・上下の3方向の変位量を安価に計測できます。
- 現場の条件に応じて、定常的・自動的な変位計測システムを構成できます。
技術の特徴
- 測定点に設置したGPS無線センサ(センサノード)が変位をとらえます。
- GPS測量の原理による変位計測です。
- cm以上の静的変位の計測に最適です。
- センサノードの無線通信には免許不要の特定小電力無線を用いています。

- ※特許出願済み 大成建設・東京理科大学・東京大学・慶應義塾大学の共同研究の成果です。
実績・事例

実際の工事現場において性能検証試験を行い、以下の実用性を確認。
- サーバ~センサノード間500mの無線通信
- 有線方式GPS測量と同等の変位計測精度
- ソーラーによる自立給電で24時間稼動
実績
- 適用年月
- 2012年10月~2013年12月
- 事業名
- 新東名高速道路設楽原パーキングエリア工事
- 事業者名
- 中日本高速道路株式会社
- 概要
- 観測対象は長大切土施工(高さ90m幅300m,勾配1:1.5~1.2,13段)。路線にやや斜交する数条のリニアメントや低速度帯が認められる法面挙動を監視するため地表面と地中の動態観測に適用。