CSG材の粒度水分量連続監視システム
プラント設備に組み込むことで土質材料の粒度分布を全自動でリアルタイムに連続監視できます。
お客様のメリット
- 従来のふるい分け試験では間欠的だった試験を連続的におこなえます。
- プラント設備に組み込むことで全自動監視が可能になります。
- リアルタイム監視のため不適合材料を即座に検出し廃棄することができます。
技術の特徴
背景
台形CSG ダムの施工におけるCSG 材の品質確認試験(粒度,水分量)は結果が得られるまで約1時間を要し、人力作業であることから間欠的なサンプリングになり,粒度や水分量の把握にタイムラグが生じていました。
全自動リアルタイム監視

本システムは、画像処理技術と水分計を活用することで連続かつリアルタイムに材料の粒度と水分量監視できます。 材料搬送コンベヤに設置される水分計と分取した材料を撮像する撮像室により構成されます。撮像室に落下させた材料をデジタルカメラで連続的に撮像しリアルタイムに粒度解析します。計測値はネットワークを通じて遠隔で確認可能です。これにより、間欠的だった試験を全自動で連続的に行えます。
適切な粒度管理
基本的にCSG 材は分級,粒度調整や洗浄が行われないので粒度変動を許容しています。本システムでは、CSG の必要強度を確保するため, 粒度が許容変動内になるよう、即座に不適合材料を検出し廃棄することができます。
※ CSG(Cemented Sand and Gravel)とは、現地発生材(石や砂れき)とセメント、水を混合して得られる材料のこと


実績・事例
- 億首ダム本体建設工事
- サンルダム堤体建設工事
- 成瀬ダム原石山採取工事(第1期)