ページの先頭になります。

ページ内を移動するためのリンクです。

津波の評価技術

津波の挙動や波力を、水理実験や数値解析により精度よく評価することができます。

お客様のメリット

  • 当社独自の津波造波装置により、大縮尺で高精度な津波水理実験が可能です。
  • 水理実験と数値解析の両者を適切に用いることにより、津波の挙動や津波波力を効率的に精度良く把握することが可能となります。
  • 津波対策の立案や、その効果の検証に活用することが出来ます。

技術の特徴

津波造波装置

津波造波装置
津波造波装置

本装置は、チャンバーの天井部に設置した空気弁を開放することにより、チャンバー内に溜めた水を前面の開口から吐き出して、津波を造波します。造波可能な最大津波高さは40cm(水深40cmの場合)であり、1/20~1/40程度の大縮尺で東日本大震災と同等規模の津波を再現することが出来ます。また本装置では、任意形状の津波が造波可能であり、各地域の海底地形特性により変化する来襲津波の波形を再現した水理実験が可能です。本装置は、海洋・沿岸水槽と二次元水槽の両方に設置されており、検討対象の特性によって使い分けることにより、効率的な実験を行うことが出来ます。

津波の数値解析

津波の伝播解析
津波の伝播解析

津波の挙動を把握するには、その発生から沿岸域への伝播、陸上への浸水、構造物への作用などの、広域~狭域での現象を連続的に解析する必要があります。これら各現象に適した解析モデルを適用することにより、効率的な津波数値解析を可能としています。また、津波水理実験と併用することにより解析パラメタ等の検証を実施することで、より精度の高い津波解析が可能となります。

実績・事例

陸域へ遡上する津波を解析し、浸水深の算定、浸水リスク評価、浸水対策の立案に活用します。
漂流物の移動経路を解析し、集積しやすい場所や建物への衝突リスクを評価します。
複雑な構造物形状を考慮した水理実験や数値解析により、構造物周りの津波挙動や構造物に働く力などの信頼度の、高い解析が可能です。