GISを活用した自然環境の定量評価技術
『自然の豊かさ』を数値化して可視化する技術です。
お客様のメリット
- 『自然の豊かさ』を視覚的に把握できるため、合意形成が容易になります。
- 生態系への影響を考慮した建設事業の計画・設計に活用できます。
- 自然環境に配慮した企業活動を進めていることをアピールできます。
技術の特徴

建設事業の実施箇所とその近隣地域の植生、土壌、水源涵養力や生息する希少動物のすみやすさを点数化し、各事象の相互関係を把握して重み付けを行いGISで重ね合わせて「自然の豊かさ」を評価します。重みは工事関係者で相談しながら決定します。
図面や地図上に『自然の豊かさ』を色分して表示できるため、以下が可能となります。
- 1自然環境に配慮した敷地内の建物レイアウトなどを容易に行うことができます。
- 2範囲を広げて評価することで、地域における建設エリアの重要性を容易に理解できます。
- ※GIS:Geographic Information System(地理情報システム)のこと。GISにより地図上にさまざまな情報を重ね合わせて解析、表示、検索できる。
実績・事例
リニューアル後の大成建設技術センターの評価
建物周辺に質の高い自然の豊かなエリア があることを視覚的に確認できた。
2006年に鳥類誘致を行った範囲の自然の豊かさは高く、誘致活動の成果を視覚的に確認できた。

東京・神奈川県周辺野の評価
奥多摩・丹沢から三浦半島につながる「回廊※」の存在が明らかとなった。
- ※自然の豊かさが高い領域が連続的につながった、野生生物の生息と移動にとって重要な通り道(または廊下)のこと。
地点A、Bの『自然の豊かさ』は類似したが周辺環境が異なるため、各エリアの環境特性に合わせた事業計画などを提案できる。
