ページの先頭になります。

ページ内を移動するためのリンクです。

トンネル切羽監視システム「T-iAlert® Tunnel」

落石や崩落を予知・警報し、山岳トンネルの切羽作業における安全確保を実現します。

お客様のメリット

  • 落石や崩落の兆候である小石や吹付けコンクリート片の剥がれ落ちを検知します。
  • 崩落が生じる前に作業員に警告し待避させることで切羽作業の安全を確保します。
  • 照明付のカメラは移動が容易であり作業を妨げない位置から継続監視できます。

技術の特徴

切羽監視システムは、切羽監視人とともにトンネル切羽における作業を常時監視することで、監視人の負担を低減するとともに、作業の安全性を高めます。

機械の目により切羽の状態を常時監視

切羽作業時の切羽監視イメージ
切羽作業時の切羽監視イメージ

照明と一体型の高解像カメラで、1秒間に約50回(最高100回)撮影を繰り返します。撮影画像は、リアルタイムにコンピュータで画像処理され、人や機械の動きを誤認知せず落下物のみを捉える画像認識がなされます。また、照明付カメラは人が持ち運べる重量であり、三脚に載せて切羽の両端に各1台、合計2台配置(※)するので作業の妨げになりません。

  • カメラの設置場所やトンネル断面の形状により、1台での監視も可能です。

実績・事例

道路トンネル工事現場における実証

当社が施工する山岳トンネル現場で試験運用を行い、システムが確実に機能することを実証しました。特に、落石以外の動きに頻繁に反応・警報すると、作業員が慣れてしまって適切な退避がなされなくなるため、本システムは画像認識技術により作業中の機械や人の動きを除外して、落石(及びその兆候となる現象)のみを検知して警報されるよう工夫されています。
現場における試験運用では、切羽状況も目視で確認しながら、同時に本システムを作動させました。その結果、親指大の石の落下も検知できること、また、落下物を検知してから0.1秒以下の瞬時に、光とブザー音で作業員に警告できることを確認しました。

トンネル切羽監視システムによる監視
トンネル切羽監視システムによる監視
グレーのハッチ部でのみ落下物を検知
グレーのハッチ部でのみ落下物を検知
照明一体型カメラ
照明一体型カメラ