T-ポストスランプ®試験
コンクリートの適正な配合の選定や受入れ検査に活用し、施工不良を防止します。
お客様のメリット
- コンクリートの分離抵抗性を簡易的に評価し、最適な配合を選定します。
- 受け入れたコンクリートの分離抵抗性が適切であるか否かを即時に評価します。
- 受入れ時の検査結果を出荷時の品質管理や締固め作業に反映し、施工不良を防止します。
技術の特徴
コンクリートの分離抵抗性を簡易的に評価
砕石の使用が一般化したことや、多種多様な混和材の利用促進などによりコンクリート用材料が多様化したこと、混和剤が多機能化したことなどにより、スランプ試験だけでコンクリートの分離抵抗性を評価することは難しくなっています。
T-ポストスランプ試験は、スランプが5~15cmの範囲のコンクリートを対象として、スランプ試験後の試料をスランプフローが47cm、さらに52cmになるまでスランプ板をハンマーなどで叩いて変形させた後、コンクリート試料上面の円形縁の有無を確認することにより、コンクリートの分離抵抗性を簡易的に評価する方法です。

実績・事例
高速道路ボックスカルバート工事、高架橋の下部工工事、LNGタンク工事、トンネル工事の配合選定および品質管理に適用実績があります。

社外表彰
2014年 日本コンクリート工学会賞 技術賞 : (公社)日本コンクリート工学会