コンクリート排水湿潤連続養生技術「Wキュアリング®」
透水性型枠を用いた排水湿潤連続養生によりコンクリート表層の耐久性を向上させます。
お客様のメリット
- コンクリート表層部を緻密化することができるため、耐久性を大きく向上させることができます。
- コンクリート表層部に発生しやすい空気泡を抑制することができるため、美観が向上します。
- 合板型枠と同様の組立、施工が可能です。
技術の特徴
コンクリートの排水湿潤連続養生
断面内に水を供給することができる有孔透水板をせき板として使用し、コンクリート打込み面側に透水性シートを設置してコンクリートを打ち込みます。これにより、打込み直後はコンクリートから出る余剰水や表面の気泡を除去することができ、凝結後に透水板へ水を供給することにより脱型せずにコンクリートを湿潤養生することができます。

養生の効果
余剰水排水とその後の湿潤養生を連続で行うことを可能としたことにより、コンクリート表層部の細孔組織の緻密化の効果が得られ、水中養生と同等以上の耐久性を確保することができます。加えて、空気泡を抑制することができ、美観が向上します。


適用実績
橋梁の壁高欄、ボックスカルバートの側壁、トンネル覆工コンクリート、坑門工等
2021年2月現在 9工事約8000m2に適用

社外表彰
平成26年度 土木学会賞 技術開発賞 : (公社)土木学会 他1件