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高流動コンクリート

振動締固めを行うことなく、自己充填可能なコンクリートです。

お客様のメリット

  • 締固め作業が困難な高密度配筋部材や閉鎖空間へ、コンクリートを確実に充填できます。
  • 石灰石微粉末の使用により、圧縮強度、耐久性等にあわせた配合選定が可能です。
  • 増粘剤(ビオポリー)を用いることで、使用材料の品質や状態の変動に起因するフレッシュコンクリートの性状変化を抑制し、安定した品質のコンクリート製造が可能です。

技術の特徴

高流動コンクリートの配合

セメントなどの粉体材料を総量500~600kg/m3程度用いることで、高い流動性、材料分離抵抗性、自己充填性を確保できます。さらに増粘剤(ビオポリー)を用いることで、安定した品質のコンクリート製造が可能となります。また、温度ひび割れや強度特性、耐久性を考慮し、使用する結合材の種類や量を任意に組み合わせることが可能です。

適用箇所

コンクリートの締固め作業が困難な高密度配筋部材や鋼殻内、逆打ち部へ適用できます。バイブレーターなどによる振動締固めを行わなくとも、材料自体の高流動性により型枠内の隅々まで充填でき、高品質で均等質なコンクリートを構築することができます。

フレッシュコンクリートの品質確認

スランプフロー試験やU形装置を用いた充填試験等を実施し、コンクリートの流動性、材料分離抵抗性や自己充填性を評価します。

配合例
スランプフロー試験 [JIS A 1150]
スランプフロー試験 [JIS A 1150]
U形装置を用いた充填試験 [JSCE-F 511]
U形装置を用いた充填試験 [JSCE-F 511]

実績・事例

2021年2月現在、1990年以降のべ227現場で、40.3万m3の使用実績があります。

鋼殻内への充填状況
鋼殻内への充填状況
覆工コンクリートへの適用
覆工コンクリートへの適用