環境配慮コンクリートによるセグメント
「T-eCon®/ Segment」
建設副産物を用い、製造時のCO2排出量を大幅に削減したシールドトンネル用セグメントです。
お客様のメリット
- T-eConcrete®/セメント・ゼロ型の使用により、材料の製造時に排出されるCO2排出量を削減し、脱炭素に貢献します。
- 産業副産物を有効活用して3Rを促進します。
- セグメントに必要な強度発現性・製作性・耐荷性・耐久性は、従来のセグメントと同等、もしくはそれ以上です。
技術の特徴

CO2ガス排出量を大幅に削減
RCセグメントで比較すると、普通セメントコンクリートに対して約7割のCO2ガスを削減できます。また、産業副産物である高炉スラグ微粉末をコンクリート1m3当たり500kg以上使用することから、3Rを促進します。
圧縮強度発現性

圧縮強度の発現性は、通常のコンクリートと同等であり、一般的なセグメントの設計基準強度42~60N/mm2を確保できます。
製作性・耐荷性

打込み性、仕上げ性は良好であり、通常のセグメントと同じ方法で製作できます。また、耐荷試験時の荷重-変位曲線は、通常のコンクリートの場合と同じ挙動を示し、同等の耐荷性を有しています。
耐久性

塩化物イオンの浸透性、耐硫酸への抵抗性、硫酸への抵抗性は通常のコンクリートと同等の性能を有しています。中性化抵抗性と凍結融解抵抗性はやや低いですが、実用上は問題のない程度です。