風騒音シミュレータ
外装材等によって生じる風騒音を再現し、建物計画に反映します。
お客様のメリット
- 適用予定の外装材等によって生じる風騒音を再現し、体感できます。
- 実建物周辺の暗騒音を考慮することにより、実空間での騒音リスクを評価できます。
- 音響測定データより、発音の有無や程度について客観的に評価することができます。
技術の特徴
音響風洞実験室
音響風洞実験室では、実大試験体をターンテーブルに設置することによって、様々な風向や風速の風を作用させ、風騒音を計測・評価することができます。その際、対象とする実大試験体の大きさに合わせて大型吹出口のパターンを選択することが可能です(パターン①1.5m×1.5m、パターン②1.0m×1.0m)。
また、風速は、超高層建物で発生する可能性が想定される高風速を再現することが可能です(吹出口パターン①設置時:最大風速25m/s、吹出口パターン②設置時:最大風速40m/s)。
暗騒音付加システム
実際の建物周辺に存在する道路交通騒音や鉄道騒音などの暗騒音を、場所や音量別で再現することができる暗騒音付加システムを業界で初めて音響風洞実験室内に導入しました。
これにより、音響風洞実験室で計測することによって得られる対象部材の風騒音評価(部材単体性能)だけでなく、実際の建物空間における風騒音の聞こえ方(建物空間性能)を体感および評価することが可能となります。
風騒音評価システム
音響風洞実験室で計測された風騒音特性(周波数スペクトル分析結果)と暗騒音との関係から、対象部材に作用する風向・風速条件別に、風騒音発生の有無や発音の程度を客観的に評価することが可能となる風騒音評価システムを導入しました。
暗騒音付加システムを併用することによって、同一部材に対する様々な建物空間性能を評価することが可能となります。
実績・事例
- 某集合住宅:バルコニー手摺
- 某事務所ビル:外装縦型フィン
- 某事務所ビル:ルーバー
- 某事務所ビル:パンチングパネル