クリーンルームにおいてもローコスト化、省エネルギー化のニーズは高く、半導体等の電子デバイス製造など工業用に利用されるインダストリアルクリーンルームでは空間全体をISOクラス7～8程度の乱流式とし、高清浄度を必要とするエリアをクリーンブース等で局所クリーン化する方式が多くなっています。
従来のクリーンブースはビニルカーテンやガラスによる区画化で局所クリーン化を図っていました。このウォールレス型クリーンブースは物理的な壁の代わりにエアカーテンによる空気の壁をつくることで高い清浄度と作業性の両立が可能です。

1. 1プッシュ式エアカーテンにより床面での吸込み口が不要で、必要なエリアへの移動など汎用性が高いシステムです。
2. 2清浄空気を吹出すエアカーテンに幅を持たせ、また吹出しに角度をつけ外部の汚染空気の侵入や、巻き込みを防止します。
3. 3低風速でのエアカーテン構築により、床面での塵埃の巻上げを防止します。
4. 4製造手法に合わせ、全面開口、1面のみの開口、あるいは製造ライン上に設置することを考えた2面開口（トンネル方式）とニーズに合わせたアレンジが可能です。
5. 5クリーンブース天井面のFFUを反転することで、内部発生した汚染物質の飛散を防止する排気処理型としても利用可能です。