ページの先頭になります。

ページ内を移動するためのリンクです。

重金属の土壌溶出量測定時間の短縮方法

脱水ケーキ中の重金属の土壌溶出量を公定分析法の手順を逸脱せず短時間で分析できます。

お客様のメリット

  • 脱水ケーキ等の粘性土の乾燥時間を簡単な方法で短縮することが可能です。
  • 公定分析時間を短縮できるため、発生土の仮置場の設置面積を小さくすることが可能です。

技術の特徴

建設発生土や汚泥については、自然由来重金属の存在を一定数量毎に公定法で確認するケースが増えていますが、公定法による土壌溶出量分析には4~7日程度の期間を要しているため、測定結果が出るまで発生土を仮置きする用地を確保する必要がありました。本技術は、乾燥しにくい脱水ケーキの乾燥時間を15時間程度に短縮できるため、採取した翌日に土壌溶出量分析結果を出すことが可能です。また、呼び寸法が2mmの篩を用いて乾燥させるため、乾燥後の試料の破砕や篩分けの手順を省略でき、試料の前処理の手間と作業時間を短縮することが可能です。従来方法と比較して、同様の分析値が得られることも確認しています。

篩を用いる乾燥方法とその原理
篩を用いる乾燥方法とその原理
従来方法との乾燥時間の比較と乾燥後の脱水ケーキの砒素溶出量(公定分析法)
従来方法との乾燥時間の比較と
乾燥後の脱水ケーキの砒素溶出量(公定分析法)

公定分析試料の乾燥方法