都市型小変位免震®
高密度市街地において建築面積を最大限に確保できる免震システムです。
お客様のメリット
- 都市部の狭小な敷地においても、建築面積を最大限に確保した免震建物を実現します。
- 中小地震における居住者の安心感と、大地震後の事業継続性を確保します。
- 切替型オイルダンパーは高性能でありながら、メンテナンスが不要です。
技術の特徴
建築面積を最大限に確保できる免震構法

都市部の市街地では、狭小な敷地環境の制約から建物の周囲に60cm程度の免震クリアランスが必要な免震構法の採用が困難な場合があります。都市型小変位免震は、新開発の切替型オイルダンパーにより建物の揺れ幅をコントロールし、免震クリアランスを従来の半分程度に抑えます。そのため、都市部の狭小敷地を有効に利用することができます。
中小地震での安心感、大地震後の事業継続
切替型オイルダンパーは、地震時の揺れ幅に応じて、抵抗力を最適に切替えます。発生頻度の高い震度5強程度までの中小地震に対しては、一般の免震建物よりも建物の揺れを低減させて居住者の安心感を確保します。万が一の震度6弱~7クラスの大地震では、強い抵抗力に切り替わり、建物の揺れ幅を抑制しつつ、建物の機能維持に十分な免震効果を発揮します。
高性能な切替型オイルダンパー

切替型オイルダンパーは、揺れ幅が設定変位を超えると、自動的にオイル流路の一部を塞ぎ、強い抵抗力を維持します。切り替えには電気などのエネルギー供給が不要なため、停電時でも確実な作動が可能です。また、特別なメンテナンスも不要です。
実績・事例
- 大成建設技術センター ZEB実証棟
- ヒューリック新宿ビル
- 新宿区役所本庁舎免震改修工事

社外表彰
第18回 国土技術開発賞 優秀賞 : 2016年 (一財)国土技術研究センター 他3件