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高層住宅用制振架構
「TASS-Flex® FRAME」

免震建物に匹敵する安全・安心な住空間を提供します。

お客様のメリット

  • 従来の制振技術よりも高い耐震性を有し、大地震から資産を守ります。
  • 頻繁に起こる中小地震や強風による揺れを低減し、居住性を向上します。
  • 建物や敷地の形状により免震化が難しい場合でも適用可能です。

技術の特徴

TASS-Flex FRAME架構概念図
TASS-Flex FRAME架構概念図

地震の揺れを受け流し、損傷を低減する特殊な架構

TASS-Flex FRAMEは建物低層部に、高強度(強い)で小断面(柔らかい)の部材を配することで『しなやかに変形する構造フレーム』を実現しています。通常の骨組に比べて変形しやすく、損傷しにくいため、免震建物のように地震の揺れを受け流すことが可能となります。建物に伝わる地震の力が小さくなるため、損傷が大幅に低減します。

エネルギー吸収効率を高めてあらゆる揺れを低減

建物の振動エネルギーを吸収する『オイルダンパー』を建物低層部に集約して配置しています。オイルダンパーは『頑強な連層壁』の間に設置されており、この壁が建物に生じる変形を効率よくオイルダンパーに伝達します。大地震時の大きな揺れだけでなく、長周期地震動による長時間に及ぶ揺れや、強風による微細な揺れまで低減可能で、居住性を大きく改善します。

高層マンションに適した架構計画

高層マンションに多くみられる、建物中央部に吹き抜けやタワーパーキングを有するプランに適した架構計画としています。建物中央部のスペースを利用して壁とオイルダンパーを設置するため、プランに影響を与えません。また、エレベータや避難階段等の共用部周辺への設置も可能です。高強度材料の使用と地震力の低減により、外周の構造部材を小さくすることが可能で、自由度の高い快適な空間を提供できます。

連層壁によるオイルダンパーへの変位伝達
連層壁によるオイルダンパーへの変位伝達
平面プラン
平面プラン

実績・事例

戸越五丁目19番地区第一種市街地再開発事業

  • 主要用途:共同住宅(241戸)・店舗
  • 敷地面積:2,392㎡( 723坪)
  • 建築面積:1,323㎡( 400坪)
  • 延べ面積:22,286㎡(6,741坪)
  • 階  数:地上23階、地下1階
  • 最高高さ:88.08m
  • 竣  工:2024年5月