長周期地震動解析
大規模3次元有限要素法により長周期地震動を予測します。
お客様のメリット
- 精度の良い長周期地震動を用いて設計や安全性検討することにより、より安全な超高層建物や免震建物の建設が可能です。
- 南海トラフの巨大地震などの想定される地震に対して地震動解析の時間短縮が図れ、建物の設計に対して迅速な対応が可能です。
技術の特徴
長周期地震動を高精度で予測

震源を含む数百kmの平野規模の地盤を数億個の有限要素でモデル化し、3次元有限要素法により、地震波の波形をスーパーコンピュータを用いて理論的に計算するなど、様々な方法を用いて地震動を計算します。
地震動は、断層の壊れ方や地盤の構造・性質によって大きく異なります。建設地点固有の特徴を考慮した地震動を計算し、超高層建物や免震建物の耐震安全性を精度よく実施することが可能です。
迅速な地震動解析を実現

全国地震動予測システムは、予め日本全国を有限要素で構成された100km四方の地盤モデルブロックに分割しておき、必要に応じて地盤モデルブロックを選択して組合せ、大規模3次元有限要素法により全国の任意の地震に対する任意の地点の地震動を予測します。これまで、地盤のモデル化を含めると2~3か月掛かっていた地震動解析を2~3日で迅速に行うことができます。
実績・事例
長周期地震動解析による地震動を用いて検討を実施した建物



社外表彰
2010年 日本建築学会賞(技術) : 「既存超高層建築の長周期・長時間地震動対策の技術開発とその実施」 他1件