杭頭半剛接合構法「F.T.Pile構法 (既製コンクリート杭)」
杭頭接合部を半剛接合とすることで杭基礎の耐震性能を向上させます。
お客様のメリット
- 杭頭接合部を半剛(半固定)接合にすることで、地震時の杭頭部および基礎梁端部の曲げモーメントを小さくし、杭基礎の耐震性能を向上させます。
- 特殊な装置を用いない、シンプルな構造が特徴です。施工性が良く、工期短縮に有効です。
- 杭と基礎梁のスリム化、掘削土量の削減など、基礎工事の合理化も図れます。
技術の特徴
杭頭部の回転を許す半剛接合
従来構法は、定着鉄筋等を用いて杭頭と基礎を剛接します。杭頭部が回転しにくい構造のため、地震時には大きな曲げモーメントが発生し、損傷・破壊の要因となります。
F.T.Pile構法は、定着鉄筋を用いず、テーパー型枠によってクリアランスを設けた状態で杭頭と基礎を接合します。地震時には杭頭部が回転するため、杭頭部および基礎梁端部の曲げモーメントが小さくなり、損傷を大幅に軽減します。

実績・事例
2003年12月に日本建築センターの一般認定(FD0141-01)を取得し、これまでに10,300件以上のプロジェクトに採用されています※。


- ※2022年12月までの累計値
F.T.Pile構法既製杭協会Websiteより引用.
(http://www.ftpile.jp、構法概要、設計例、ビデオなどもご覧になれます)
社外表彰
第6回 国土技術開発賞 入賞 : 2004年 (一財)国土技術研究センター 他