ページの先頭になります。

ページ内を移動するためのリンクです。

高性能木造耐力壁
「T-WOOD® 真壁」

現代工法を応用した伝統的木造建築用の高倍率耐力壁です。

お客様のメリット

  • 伝統的木造建築で必要となる広く開放的な空間を安全に構築できます。
  • 一般に流通する木質材料を利用して経済的で優れた耐震性能を実現します。
  • 既存の木造軸組の耐震化も簡単に行えます。

技術の特徴

T-WOOD 真壁とその断面図
T-WOOD 真壁とその断面図

T-WOOD 真壁

真壁(しんかべ)とは、柱と梁の軸組みの内側に壁を嵌め込む日本建築の壁仕様です。「T-WOOD 真壁」は、壁を構成する表裏2枚の厚めの構造用合板を、壁周囲の柱梁の受材に太目の長ビスで片側から打ち抜いて留め付けます。また、壁の両側の柱の芯には高強度のPC鋼棒を配して、地震時に柱に生じる引抜き力を押さえます。

施工の合理化

片面からの施工が可能なため、従来は表裏それぞれの合板を別々に留めていた釘の本数が減り、施工手間も省けます。

壁倍率15倍

「T-WOOD 真壁」は、壁の耐震性能を表す「壁倍率」という指標で15倍相当の性能を有することを実験で確認しました。法令の告示仕様の最大の壁倍率5倍の木造壁に比較して3倍の性能であり、耐震設計上必要な壁の長さを従来の1/3に軽減することができます。

実績・事例

日野山徳恩寺本堂

日野山徳恩寺は高野山真言宗の寺院で、約3000m2の敷地にある本堂・鐘楼・控室等の機能を有する建物の建て替え計画が進行中です。「T-WOOD 真壁」を採用することにより、7間×7間の十分な広さの内部空間を有し、外周の回廊に向かって開放的な本堂を実現します。

徳恩寺外観
徳恩寺外観
平面図
平面図