後施工耐震補強工法
「ポストヘッドバー工法®」
補強鉄筋を後施工で挿入しコンクリート構造物のせん断耐力を向上させます。
お客様のメリット
- 両端に摩擦圧接したプレート定着鉄筋の後挿入で、部材のせん断耐力が向上します。
- 背面に地盤がある地中構造物などでも、片側からのみの施工でせん断補強ができます。
- 特殊コアドリルや機械式継手の使用により、狭い作業空間でも適用可能です。
技術の特徴
工法概要
コンクリート構造物にドリルで削孔した孔内に専用のモルタルを充填し、鉄筋の両端に定着性能向上のために摩擦圧接したプレートを有する「Post-Head-bar」を挿入して定着するせん断補強工法です。
片側からの施工が可能
背面に地盤があり片側からしか施工できない地中構造物などに対して、部材の片側（内空側）のみからの施工が可能です。
狭隘部での施工が可能
特殊コアドリルの使用により、狭い作業空間でも適用可能です。
既設部材に埋設
Post-Head-barは既設部材に埋設されるため内空を侵すことがなく、かぶり部分によって腐食に対する抵抗性が確保されます。
多様なPost-Head-barの種類
施工条件に応じて、片端矩形プレート型、両端円形プレート型、機械式継手型のPost-Head-barから選択でき、幅広い鉄筋種類および鉄筋径に対応していることから合理的なせん断補強工事が可能です。
実績・事例
施工事例および施工実績
対象施設・施工件数
2022年10月1日現在
| 道路・地下街：地下道・道路橋他 | 68件 |
|---|---|
| 浄化センター（ポンプ場含）：最終沈殿池・ポンプ室他 | 489件 |
| 鉄道：地下駅舎・トンネル部他 | 11件 |
| 浄水場：配水池他 | 180件 |
| 水門：津波対策用防潮水門他 | 209件 |
| 排水機場他 | 58件 |
| 排水路：地下排水路 | 32件 |
| 発電所・プラント：貯水池・水路他 | 11件 |
施工中案件も含む合計：1058件 1,875,000本以上
社外表彰
平成21年度 土木学会賞 技術開発賞 ： （公社）土木学会 他1件
◎建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術) 建技審証 第0522号
（一財）土木研究センター 有効期限：2025年12月20日
＊本審査証明は大成建設（株）・成和リニューアルワークス（株）に交付されたものである。
◎NETIS登録：令和元年度準推奨技術受賞 （KT-090022-VE【NETIS掲載終了】）
【NETISのホームぺージ内に“過去に選定された推奨技術・準推奨技術の一覧”として掲載中】
技術提携 ： 成和リニューアルワークス（株）