桁と床版の接合構造
プレキャストPC床版と鋼桁を効率的に一体化する接合構造
お客様のメリット
- 床版と鋼桁を急速接合できるため工期短縮が可能です。
- 施工場所での作業を減らせるため施工の効率化を図ることができます。
- 高い剛性を有する接合部は床版と鋼桁の一体化することができます。
技術の特徴
都市部や主要道路では、床版の短時間での更新が必要とされています。本接合構造は、孔あき鋼板ジベル(PBL)をあらかじめ工場製作し、鋼桁への固定段取りを事前作業とすることで施工の効率化を図ることができます。

- アングルPBL接合
- PBLを組み込んだアングルPBLを既設鋼桁のウェブに取り付けることで急速に接合構造を構築することができます。
アングルPBLは既設鋼桁に高力ボルトで取付けられますが、高力ボルトを取り付ける孔は、事前作業で施工されるため、床版更新時はボルトの締付けと箱抜き内へのモルタル充填作業になり、現場作業の効率化を図ることができます。
- PBLブロック接合
- PBLのせん断耐力はコンクリート強度で決定します。PBL鋼板のまわりを超高強度繊維補強コンクリート(UFC)で覆ってブロック化したPBLブロックを工場で製作し、床版更新時に既設鋼桁に設置することで急速に接合構造を構築することができます。
PBLブロックは既設鋼桁に高力ボルトで取付けられますが、高力ボルトを取り付ける孔や部材は事前作業で施工されるため、床版更新時はボルトの締付けと箱抜き内へのモルタル充填作業になり、現場作業の効率化を図ることができます。


- ※首都高速道路(株)殿と共同研究