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プレキャスト床版継手(Head-bar継手)

プレキャスト床版同士の鉄筋接合構造を合理化した継手構造

お客様のメリット

  • PCa床版設置作業が容易になり、現場生産性向上とともに工期短縮、コスト縮減が可能です。
  • 新しい鉄筋継手構造により床版の設計自由度が向上します。

技術の特徴

Head-barによる鉄筋継手構造
Head-barを用いた新しい鉄筋継手構造により、PCa床版設置作業の作業性を改善しました。
間詰め材の高強度化
間詰材には高強度繊維補強モルタル(材齢7日:100N/mm2)を適用し、間詰部のせん断耐力を確保したことで、主鉄筋の応力が確実に伝達されます。
間詰幅の短縮
Head-barの適用と間詰材の高強度化により、隣接するPCa床版間の間隔を110mm程度(従来は300mm程度)まで短縮することができます。
従来、継手部に配置していた軸直角方向鉄筋の省略が可能になり、間詰材の現場施工量も大幅に低減することができます。

実績・事例

試験体製作状況
静的載荷実験
静的載荷実験の結果、Head-barを用いた継手構造(間詰幅100mm)の耐力および部材剛性は、従来の継手構造(間詰幅340mm)の場合と同等以上であることが確認されました。
静的載荷実験状況
荷重とたわみの関係
輪荷重走行試験状況
輪荷重走行試験
「NEXCO 試験法 442-2019」に準じた輪荷重走行試験を行いました。水張り条件下では漏水は確認されず、また、輪荷重に対する疲労耐久性を確認しました。
※2020年10月NEXCOの性能証明取得済
  • 中国自動車道(特定更新等)赤山橋他4橋床版取替工事(2022年8月工事終了予定)