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構造物のプレキャスト化

従来は現場で構築していた部材を工場や製作ヤードでプレキャスト化し、
架設地点に運搬・架設することで工事の合理化を図れる技術

お客様のメリット

  • 他工種と並行して部材構築が可能になるため、工程短縮が図れます。
  • 天候や気温の影響が少なく、高品質のコンクリート部材を製作することができます。
  • 施工場所の設備が軽減され、省力化や安全性が向上します。

技術の特徴

橋脚等の柱部材は一般的に現場施工により構築されますが、プレキャスト化は、架設場所以外の工場あるいは製作ヤードで製作し、架設場所に運搬・接合して一体化する技術です。多くの工種が混在する現場や工程が厳しい工事では、他工種と並行して部材製作をすることで、工程短縮が期待できます。
部材製作は、工場等の全天候に対応する上屋内で行われるため、天候や気温の影響が少なく、高品質なコンクリート部材を製作することができます。
施工場所では、部材を構築するための足場や型枠等の設備が軽減されるため、省力化や安全性が向上します。
工場製作する場合工事の一部を工場に分散できるため、少子高齢化による技能労働者の減少が進む環境下で、労働力不足を解決する一つの解決策になります。

適用事例

  • 新名神高速道路 生野大橋
    鉄道営業線近傍の施工による下部工構築の遅れを大幅に回復するために、柱頭部をプレキャスト化しました。柱頭部は製作ヤードで橋脚脚頭部の構築と並行で製作し、橋脚の完成と同時に製作ヤードから押出し架設しすることで大幅な工程回復を実現しました。

生野大橋の柱頭部の現場プレキャスト化と押出し架設状況