原位置酸化分解技術
揮発性有機化合物による汚染土壌・地下水を原位置で浄化する技術です。
お客様のメリット
- 一般的な掘削除去対策よりも安価です。
- 稼働中の事業所や工場へも対応可能です。
- 繰り返しの注入により環境基準レベルまで浄化することも可能です。
技術の特徴
- ベンゼンやトリクロロエチレンなどの揮発性有機化合物は、ラジカルを発生させる薬剤を用いて酸化分解することが可能です。
- この酸化分解のしくみを原位置の土壌・地下水汚染に適用して浄化します。
- 汚染残存範囲に薬剤注入用の井戸があれば、低コストで汚染負荷を低減させることができます。
- 繰り返しの注入により環境基準レベルまで浄化することも可能です。
- 稼働中の工場にも対応できます。
実施手順
- 汚染が残存している範囲に井戸を設置し、井戸から薬剤を注入して汚染物質を酸化分解します。
- 薬剤は、①過酸化水素溶液+鉄触媒、②過硫酸ナトリウム+鉄触媒、などを状況に応じて一定の比率で混合した特殊浄化剤を用います。
- 事前に現地の土壌や地下水の有機物量などを測定し、酸化分解に必要な薬剤量を算定します。
- 薬剤注入後は、モニタリングを実施し、汚染物質の濃度低下を確認します。
- 必要に応じて複数回、薬剤を注入する場合もあります。

