建物のライフサイクルマネジメント
施設性能・機能の最大化とライフサイクルコスト最小化の両立を目指した技術です。
お客様のメリット
- 機能・品質とイニシャルコスト・ランニングコストがバランスよい計画が図れます。
- ライフサイクルコストの適正化を通じ、高い収益性や運用管理のしやすい建物を実現します。
- 仕上げや設備システムの比較検討への活用で、ライフサイクルコスト低減を実現します。
技術の特徴
- 建物ライフサイクルコスト(LCC)は、企画設計費、建設費、運用費(光熱水費)、保全費、修繕更新費、一般管理費、解体処分費など、建物の一生涯に必要な全てのコストのことを示します。建物ライフサイクルマネジメントは、このLCCと建物品質・機能・性能などをバランス良く両立させるマネジメント技術です。
- 基本計画や基本設計段階からの早期での取り組みで、高い効果が期待できます。
- 希望年数に応じた建物全体のLCCの算出が可能です。また、外装等の建築仕上げ、空調熱源や給排水システム等の選定時での比較検討の際に活用することで、コストと性能がバランスの良い建物を建設することができます。



実績・事例
ライフサイクルコスト試算事例

某本社オフィスビル(延床面積25,000m2)の新築プロジェクトにあたって、計画段階で40年間のLCC試算を行いました。事前にLCCを把握し、実施設計段階や建設段階にて多くの検討を加えることで、LCCを低減し事業をスムーズに進めることが可能となります。
ライフサイクルコスト低減提案実績

デザインビルド方式の病院(延床面積 約37,000m2)において、様々工夫を加え、基本性能を維持しながらも建設費のみならず維持管理費(保全費・修繕更新費)、エネルギー費を縮減し、計画上で大幅なLCC削減を行いました。