PROJECT STORY 03

事務

品川 港南一丁目地区業務施設・住宅建設
その他工事プロジェクト
最新の複合高層ビルに建替えることで
お客様の資産価値を増大させる

2018年10月 取材・撮影

自分の持てる知識や
ノウハウを最大限に活かし
プロジェクトの完成に貢献する

PROLOGUE

進化するビジネス街、品川に新しいランドマークを

2003年の東海道新幹線品川駅開業を機に、東京のサウスゲートとして発展を続ける品川。その海側、名だたる企業の本社が集まる品川港南口エリアで地下2階地上26階の新しい複合高層ビルの建設が進められている。このプロジェクトは、東京を代表する観光バス会社「株式会社はとバス」と日本の街づくりをリードする存在のひとつ「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」がそれぞれ区分所有する建物2棟の共同建替事業として行われているものだ。2019年2月に、1階が店舗、2階が保育所、3階から15階が防災性能や環境性能を重視した高機能オフィス、16階から25階は賃貸住宅となる多機能型高層ビルが誕生する。この現場に限らず大成建設の作業所では、事務の仕事を担う社員が現場の第一線で、モノづくりを支える不可欠なメンバーとして活躍している。

MEMBER

小柳 隆史
課長代理
小柳 隆史
Takashi Koyanagi
2008年入社
川添 祥子
 
川添 祥子
Shoko Kawazoe
2015年入社

OUTLINE

作業所運営の旗振り役となり高品質な工事を支える

作業所運営の旗振り役となり
高品質な工事を支える

01

2016年、事務部門の責任者として小柳はこの作業所に配属された。作業所でいう「事務」は、一般の会社でいう管理部門にあたる。その業務は「施工以外の全て」と言われるほど多岐に亘り、その中心となるのが作業所の運営やリスクマネジメント業務だ。ヒト・モノ・カネ等経営資源の管理を行う作業所運営業務において小柳が最近注力しているのが、勤怠管理や福利厚生等「ヒト」に関する業務である。「安心して快適に働くことができる職場づくりは高品質な工事の根幹」であると小柳は言う。「限られた工期の中でお客様に満足いただける建物を完成させる」という使命を胸に、作業所では全所員が妥協することなく責任感を持って自分の仕事に取り組んでいる。結果として労働時間が長くなることもある。小柳は「作業所で働く人の健康な生活を守るために、全員が充実したオフを過ごせる土壌を作りたい」と、作業所長と相談し、会社全体の施策とは別に作業所独自の取り組みとして、更なるノー残業デーの実施や有給休暇の取得を推進した。小柳の元には「子供との会話が増えた」「有休を利用して保養施設でのんびり過ごせた」という社員からの声が届くようになった。

施工の知識を深めて、事務社員としての成長を目指す

施工の知識を深めて、
事務社員としての成長を目指す

02

小柳のもとで事務として初めて現場に出たのが、当時入社2年目の川添だ。経験の浅い川添が最も苦労したのが作業所の決算業務である。作業所では四半期に1度その工事の収益を確定させるための決算を行う。作業所の決算は会社全体の決算に直結する。初めて作業所の決算を行った時、川添が作成した決算書類には、小柳からの赤字の訂正がいくつもついて差し戻された。「施工に関する理解の甘さを痛感させられた」と川添はいう。この出来事を教訓に、川添は事務といえど施工についての知識が絶対的に必要だと心に刻んだ。その他、川添がこのプロジェクトで担った業務のひとつが「地域社会との窓口」である。この工事現場の仮囲いには、近隣の保育園の子供たちの絵が飾られ、歩行者の目を楽しませている。川添が担当して進めたものだ。工事が完成し大成建設が去った後も、作った建物はその地域に残り続ける。だからこそ建設中から発注者と一緒になって、近隣の方々と様々なコミュニケーションをとり、地域社会に溶け込んでいく。それも小柳や川添といった事務社員の大きな役割の一つだ。

自分の仕事から生まれる喜びをやりがいにして

お客様の喜びや仲間の姿が
仕事のやりがいを大きくする

03

2018年8月、ビルの上棟式が行われた。夏の青空の下、最上階の最後の梁がタワークレーンで吊り上げられていき、参列した発注者等を含む100名余りの関係者から割れんばかりの拍手が巻き起こった。これまで数々の式典を取り仕切ってきた小柳だが、毎回、感慨深い想いとともにある種の緊張感をもって迎える。なぜならば「自分たちにとっては、何度も経験するセレモニーだが、お客様にとっては一回限りであり、いつまでも記憶に残る大切な思い出となるものだから」だと小柳はいう。川添もまた、上棟式や竣工式などの節目でお客様が喜ぶ姿に仕事のやりがいを感じている。ただ今回の現場については、お客様だけでなく、共に働いた社員たちの姿も大きなモチベーションになった。「作業所長を筆頭に、チーム一丸となって工事を進めていく雰囲気が非常に強い現場だった。その中で働くうちに、自分も事務社員としてできることは何でもやろうと考えるようになった」。実際に手を動かして工事を行うことはしないが、工事以外のあらゆる面からモノづくりに関わることができる。こうした事務社員ならではの魅力を、川添は入社当初よりも強く感じている。

EPILOGUE

「事務社員の存在意義」を後輩たちに

川添が目指す次のステップは作業所において、小柳のような事務部門の責任者(事務担当者)になることだ。「作業所の雰囲気は事務によって変わる」という川添は今、「自分だったら、どんな色を出していけるか」と考えながら、その土台となるスキルのアップに励んでいる。小柳の目標は、これまでもこれからも一貫している。「常に“ここは自分の現場だ”という責任感を持って業務にあたり、工事社員と力を合わせて最高のモノづくりに貢献する」ことだ。ただ最近は、モノづくりに加え、人づくりへの貢献も自分の役割として捉え始めている。小柳が川添のような後輩たちに伝えたいこと、それは「ゼネコンにおける事務社員の存在意義」だ。モノづくりの中心はあくまで工事社員。でも、その工事社員や関係者を守っていくのは事務社員の役目だ。作業所の様々な管理業務を通し、自分の持てる知識やノウハウ、人的ネットワークを最大限に活用して、プロジェクトの成功に貢献する。可能な限りのリスク管理を行い、そのプロジェクトや関係者を守っていく。そんな事務社員の存在意義を一人でも多くの後輩に伝えていこうと考えている。

PROJECT FLOW

2015.3

既存建物解体工事着手

既存建物解体工事を実施。
2016.7

新築工事着工

杭工事、掘削工事を経て、地下部分の躯体(柱、梁、床、壁)工事を実施。
2017.5

地上鉄骨工事着手

地上躯体工事に着手。外装・内装の仕上げ、設備工事、外構工事を順次実施。
2019.2

竣工引渡し

すべての工事を終了し、検査を経て発注者に引渡し。

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