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MMST(マルチ・マイクロ・シールド・トンネル)外殻構造の耐火性能
Fire Performance of the Outer Shell Structure of the Multi-Micro Shield Tunneling (MMST) Method
研究の目的
首都高速川崎縦貫線本線トンネルの施工はMMST工法(Multi-Micro Shield Tunneling Method)によりおこなわれています。MMST工法は,トンネル外殻部に複数の単体トンネルを先行して構築し,それらを相互に連結して外殻部躯体を完成した後に内部掘削をおこなう工法です。本研究では,MMST外殻構造における道路部での火災に対する安全性を確認します。
技術の説明
鋼殻部および支圧接合部を模擬した実物大実験体を用い,トンネル火災を想定した急速加熱が可能な当社の防耐火実験施設を使用して耐火実験を行なうことにより,MMST外殻構造の火災時の構造安全性を確認します。さらに,構成材料にもとづいた熱応力解析により,MMST外殻構造全体に対する火災時挙動を検討します。
主な結論
鋼殻部および支圧接合部を模擬した載荷加熱試験により,火災時の安全性が確認されました。また,MMST外殻構造全体に対する火災時挙動を検討した結果,RABT火災を想定した道路部での火災に対してもMMST外殻構造が安定性を有することを確認しました。
*1 技術センター 建築技術研究所 防災研究室
*2 技術センター 技術企画部 情報技術室
*3 技術センター 土木技術研究所 土木構工法研究室
*4 横浜支店 首都高川縦線トンネル作業所
*2 技術センター 技術企画部 情報技術室
*3 技術センター 土木技術研究所 土木構工法研究室
*4 横浜支店 首都高川縦線トンネル作業所