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2012年3月期 第2四半期決算説明会 スピーチの要約

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建設市場の状況と受注について

代表取締役社長 山内隆司
  • 国内市場については、一部に震災関連需要があったものの、復興事業は本格的な実施に至っていない。その一方で円高圧力と電力供給不安により、国内投資の縮小は避けられない状況にあり、国内建設市場の競争状態は厳しさを増してきている。
  • 第2四半期の当社の受注は、国内建築が健闘したものの、海外プロジェクトの期ズレや為替影響による大幅な未達を補うことができず、全体では目標未達となった。
  • 国内の需要減退と競争激化により、期首時点よりも受注環境は厳しくなっており、通期目標を達成することは決して容易なことではないが、目標達成に向け努力したい。

採算面について

  • 第2四半期の売上総利益率は、主に国内建築の健闘により目標を上回る結果を出すことができた。
  • これは、適正利益確保の方針が実を結んだものであり、この方針は今後も堅持していく所存である。
  • ただし一方で、国内民間市場が縮小するなか、大手間での価格競争が再燃しつつある。
  • よって第2四半期での利益率は上振れたものの、足もとの競争環境や不確定要素を加味した結果、現時点では通期の利益目標は当初通りとしている。

海外事業の状況について

  • 大型の入手予定プロジェクトが期ズレしていることなどにより、海外事業の繰越高は減少している。
  • ただし、国内民間需要の回復に期待がもてない状況において、海外事業を一つの収益の柱としていく必要があることから、今後も堅調なインフラ投資が期待される東南アジアを中心に、適切なリスク評価を行いながら一定の事業量を保っていく予定である。