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旭山動物園 坂東園長「ボルネオへの恩返し」講演会開催

2010年11月19日
大成建設株式会社

 11月16日(火)18時30分より大成建設(株)大ホールにて旭山動物園の坂東園長とボルネオ保全トラストジャパンの坪内俊憲理事長による「ボルネオへの恩返し」講演会が開催されました。ボルネオ保全トラストジャパン(以下BCTJ)が主催する本講演会は、当社社員や一般の方、総勢約120名が参加し、トランスロケーション(*)に必要なゾウの檻についての報告が約2時間にわたり行われました。

 

 

講演会の様子。新宿センタービル52F大ホールにて

 

旭山動物園園長 坂東元氏 / BCTJ理事長 坪内俊憲氏

 
現在、マレーシア国ボルネオ島ではアブラヤシのプランテーションが広がり、熱帯雨林が年々減少しております。サバ州キナバタンガン川流域では、そこに棲息するオランウータンやボルネオゾウをはじめ多くの野生動物の生態系が崩れようとしています。

熱帯雨林の減少で棲息地が狭まったボルネオゾウは、保護区からプランテーションに入りアブラヤシに被害を生じさせてしまいます。そのため現地の農家から害獣として扱われ、殺されてしまうケースもあります。サバ州野生生物局は、このトランスロケーションを行うことでゾウを救出していますが、檻の強度が不十分なため、搬送の過程で壊れてしまうという問題に直面しています。

そうした中、BCTJは、旭山動物園の坂東園長とともに「ボルネオへの恩返し」プロジェクトを立ち上げ、野生生物レスキューセンターをつくることを目標に、各企業が寄付機能付き自販機を設置するという募金活動を始め、この度、集まった寄付金で強度の高い檻が完成、現地で使用され、一定の成果が確認できました。

寄付機能付き自販機とは、個人が飲料水を購入することで売り上げの一部が寄付され、ボルネオ島の野生生物を保護することができるという誰でも手軽にできる寄付システムで、いわば消費者の力で推進する生物多様性保全活動です。

大成建設は、2009年12月より、本支店内や東京支店作業所等に寄付機能付き飲料自動販売機を8台順次設置し、本年10月末までで約75万円をBCTJに寄付しました。

今後も「ボルネオへの恩返し」プロジェクトに協力し、寄付機能付き自販機の設置を推進していく予定です。
 

 

トランスロケーション: プランテーションに入ったゾウを捕護して保護区に戻すこと