私は大学院で土木工学を研究した後、中堅ゼネコンに入社しました。仕事に満足していたこともあり、転職を考えることはありませんでした。しかし、その会社に会社更生法が適用されたことで、状況が一変。「職を失うかもしれない」という危機感から、転職活動を始めるようになったのです。

「転職するなら大手に」と考えていました。様々な現場でゼネコンと協業するなかで、大規模なプロジェクトの中心で責任を負いながら、自ら率先して工事を進める大手ゼネコンの仕事の進め方に、憧れを抱いていたのです。大成建設とのJV(共同企業体)の現場を4年余り経験していたのですが、その時、大成建設の明るい雰囲気や仕事の進め方を間近で感じ、キャリア採用の応募を決意しました。

転職の決め手は、お世話になり、魅力を感じていた先輩からの誘い。その後も人には恵まれていますね

 土木技術者は私の天職だと思っています。完成した瞬間の「やりきった」という達成感は、何度味わっても飽きることがない、最高の感覚です。

 34歳で専任職として大成建設へ転職し40歳で総合職となりました。部下を育て、職人さんと協力し、工事を完成に導くという仕事はいまも変わらず、非常に刺激的な毎日を過ごしています。ただ、所長になってからは組織力の感じ方が変わりました。転職当時は組織の堅固さや統制力を強く感じていましたが、より多くのことに責任を持つようになった現在は、組織の持つ総合力に心強さを感じています。“オール大成”の安心感ですね。現場で解決できないことも、支店をはじめ、研究所などの専門部署の力を借りれば、必ずクリアできる。現場を力強くバックアップしてくれるこの組織力があるからこそ、私は天職であるこの仕事を心から楽しみ、打ち込めるのです。

蓄積された様々な技術から出されるアイデアの数は豊富で、質も高い。それも“オール大成”の力

 転職後は、経験を活かしながら、さらに新しいことを学ぶことで、より深く掘り下げて工事に関われる楽しさを感じています。社員同士で意見を出し合う社風や、次々新たな技術を生み出す開発力も、その楽しさを増してくれます。

「さすが大成」という言葉をいただくことを、私はいつも心がけています。お客さまはスピード、安全性、美しさなど全てにおいて高水準を私たちに求められます。その望まれた高いレベル以上の完成度を創出した時にもらえるのが、「さすが大成」という言葉なのです。その機会を増やすため、自分を磨くことはもちろん、部下を育てることにも真摯に向きあっていきたいと思っています。

 目的が明確であれば、転職は成功する。私は、自分が大好きなこの仕事と、より深く関わり、自らを成長させたいと願って転職しました。現状に満足せず、常により土木工事を究めたいと考えている。そんな方はぜひ、チャレンジして欲しいですね。

大成建設が手がける以上、求められるのは高い品質。だから部下は甘やかさない。それが私の育て方

関西支店土木部
高砂西港作業所 作業所長

辻 浩樹(44歳)

1996年 工学研究科
環境地球工学 修了
2004年10月キャリア入社

2015年2月取材

2004
関西支店
高速道路開削トンネル工事

2006
関西支店
一般道開削トンネル工事 主任

2009
関西支店
工場施設解体工事 主任

2010
四国支店
地下空洞建設工事 課長代理

2012
関西支店
高砂西港工事 作業所長

私の「地図に残る仕事。」

転職して2つめに手がけた一般道の開削トンネル工事は、原価管理をひとりでやりきった現場です。困難も多くありましたが、それを乗り越えたいま、私の自信になっています。