大成建設のオープンイノベーション(TOI Lab.)

イベントレポート

【レポート】都市×健康 #2 アイデア創出セッション

【都市×健康】「都市×健康=〇〇な未来」の新しい方程式

 2017年8月25日(金)午後、(株)IHIおよび大成建設(株)主催の共創プロジェクト、【都市×健康】「都市×健康=〇〇な未来」の新しい方程式(アイデア創出セッション)が開催されました。そのレポートをお届けします。
開催会場は豊洲にある(株)IHI本社ビル内の会議室です。参加者は、大企業からベンチャー企業、NPO法人の方など、立場も年齢も業界も異なる方々約40名が集まりました。前回(2017年7月13日)の未来価値共創セッション「2035年:未来の都市が紡ぎ出す新しい健康ストーリー」を受けてのセッションです。
  

■イントロダクション

まず、はじめに、本プロジェクトの主催であるIHIつなぐラボグループの創設者のIHI会長の斎藤保氏より、開催にあたってのご挨拶をいただきました。
ご自身のイノベーション創出に賭けたる想いをお話しいただいた上で、本プロジェクトに対する熱い応援のメッセージをいただきました。
その後、本日のファシリテーターである大成建設(株)オープンイノベーションチームの小野氏からセッションのポイントと進め方を説明し、参加者全員による自己紹介を踏まえて、いよいよアイデア創出セッションの始まりです。
 

■ペア対話

まずは隣の方と2人一組になり、いきなり未来を見通すわけではなく、過去を振り返ってみることにしました。

問い:都市×健康の視点で、15年前に比べて全く変わってしまったものは何でしょうか?

良くなったと感じること・ものは青色の付箋に、悪くなったと感じること・ものは赤色の付箋に見える化しながらのブレインストーミングです。前回同様、普段接する機会の少ない方々との対話から、数多くの多面的な捉え方に触れ、本日のセッションに向けていい頭のストレッチになったのではないでしょうか。
都市の意味するものや生活者目線と事業者目線の違いなど、多面的な視点が交わることで新たな気づきが生まれる予感がします。
 

 

■フィッシュボウル

 続いて、ペア対話で出てきた話題をきっかけにして、それぞれで考えたい「都市×健康」の切り口を出し合っていきます。
興味深い話題として提供されたことのひとつに、同じ15年前から変化した事象であっても、人によってそれをプラスの変化と捉える方もいれば、マイナスの変化と捉える方もいるという点がありました。
例えば、リスク管理の観点で、組織として管理体制を整えることで、個人が細かなリスクを負う必要がなくなった反面、個人の裁量がなくなり、何をするにもかえって時間がかかるといったような正負の側面が具体事例を交えて示されました。
この話題に対しては、それぞれの立場で共感する点が多く、皆様から活発に意見が重ねられ対話が盛り上がりました。
今後の未来を描いていく上でひとつの重要なファクターになる要素だと感じます。
 

■オープンスペーステクノロジー

 続いて、今までの対話を踏まえ、アイデアを出し合いたいテーマ、視点が募集されました。参加者から8つのテーマが提案され、調整の結果、5つのテーマに整理されました。
具体テーマは以下の通りです。


〇マインドフルネスな都市・生活
〇中途半端な地方都市にできる健康
〇やりたいことをやり抜く都市
〇LIFESHIFT(100年死ねない社会)
〇健康な都市におけるデータ活用(AI、IoT、ゲノムデータ)
 

その他の参加者は、自身の取り組みたいテーマを選び、テーマオーナーの元に集まります。こうしてそれぞれのテーマに取り組む5つのグループが出来上がりました。
ここからは、グループでのワークに移ります。20分×3 Roundsで、テーマに関しての認識共有から、将来のありたい姿、現状の課題までを共創しました。イメージを具体的に共有し、掘り下げていくためにペルソナマーケティング※の要領で具体的な一人の人物像を描いて対話を進めました。

※ペルソナマーケティング:企業が提供する製品・サービスにとって最も重要で抽象的なユーザーモデル(架空の人物)を具体的に設定し、マーケッティングを考える手法。

 

 

■プロトタイピング


少し休憩を挟んで頭をリフレッシュした上で、先ほど描いたペルソナに対して、その課題を解決するためのブレインストーミングの時間です。グループで50個を目標に取り組みました。どうしても漠然となりがちなグループでのブレストですがペルソナを意識することでうまく相乗効果的にアイデアを重ねていくことができているグループも見受けられました。
さて、いよいよ本日のセッションのラスト、クイックプロトタイピングの時間です。先のブレストで出されたアイデアをグループもしくは個人でプロジェクトコンセプトにまとめていきます。個人ワークに切り替えて、自身の気づきと絡めてプロジェクトコンセプトを創造していく方もいれば、数人やグループ全体での対話を続け、プロジェクトコンセプトをまとめていく方々もいました。短時間で発散と収束を繰り返すことで数多くのアイデアが生み出されるとともに、いくつかの本質を捉えながらも、斬新な切り口のコンセプトにはわくわくさせられます。
 
   
 
最終的に生み出されたプロジェクトコンセプトはなんと73個!これらのアイデアが今後どのように育っていくのか大変楽しみです。

以上、アイデア創出セッションの様子とそのアウトプットであるプロジェクトコンセプトまでをレポートしました。オーバーヒート気味に一日を終えた皆様も、また後日、クールダウンした頭で振り返ってみることでまた新たな気づきあるのではないでしょうか。
 
次回は、本セッションを踏まえながら、より具体的なアイデアプランを創造していくプロトタイピング&リーンスタートアップセッションを予定しております。どんな未来プロジェクトに繋がっていくのか楽しみです。
 

本セッションの詳細は以下の特設サイト(外部リンク)でも情報を発信しております。

 【都市×健康】「都市×健康=〇〇の未来」の新しい方程式 (2017/8/25:終了)

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