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大成建設(株) (社長・平島 治) の常設ギャラリー・Galerie Taiseiでは、3月1日(月)から5月14日(金)まで、展覧会 「アントニン・レーモンドの建築―簡素と豊潤のモダニズム―」 を開催いたします。
アントニン・レーモンド (1888〜1976) は、チェコに生まれ、後にアメリカ国籍を有した建築家ですが、彼の活躍の舞台は常に日本でした。旧帝国ホテルの建築に際して大正8年 (1919年)
、F.L.ライトの助手として米国より初来日し、以後、第2次世界大戦時の一時期を除いておよそ40年を日本で過ごし、軽井沢の 「夏の家」
、東京女子大学礼拝堂及び講堂、リーダーズダイジェスト東京支社、聖アンセルモ教会をはじめ、多くの名建築を各地に残しています。彼のもとからは前川國男、吉村順三ら数多くの優れた建築家が生まれており、日本の近代建築の発展に大きく寄与した建築家として忘れることのできない存在です。
レーモンドは、日本古来の建築に 「近代性=モダニティ」 を見出し、風土や地域性にもとづく近代的な合理性を追求しました。 「単純さ」 「正直さ」 「直截さ」 「経済性」 「自然さ」 の5原則を設計の根本におき、さらに 「(from) inside (to) out
」 という考え方で、外から見られるための住宅ではなく、住む人の生活を大切にした、簡素なたたずまいの中の豊かな空間作りを心がけました。
この考え方は、当時の多くの近代建築が外形にこだわったなかで、より普遍性のある近代性=モダニティの実践だったといえるでしょう。
レーモンドが没してから既に20余年、彼の業績を振り返り、再評価する時が来ているのではないでしょうか。
本展覧会では、レーモンドが設計し現在も住み続けられている住宅を中心に、12の作品を写真、図面などで展示します。彼の建築の魅力に多くの方々が触れる機会となれば幸いです。
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