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プレスリリース

空洞充填工法「T-PLUS®」の注入材配合選定方法と注入管理技術を確立

捨石マウンド基礎の注入地盤改良に関する品質向上を実現

2017年4月3日


 

大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、基礎地盤の空洞充填工法「T-PLUS®」について、注入材の配合選定方法と注入管理技術を確立しました。本技術を活用することにより、港湾や発電所などの施設基礎に用いる捨石マウンド基礎の注入地盤改良に関する品質向上を実現します。

 近年、港湾や発電所などにおいて、巨大地震に対する耐震補強や施設老朽化に伴う拡張・更新などの件数が増加傾向にあります。その際、耐震補強については、港湾や沿岸に位置する発電所などの護岸基礎に適用されている捨石マウンド基礎の地盤改良により耐震性向上が求められます。また、施設拡張・更新に伴い基礎掘削を行う際には、作業の安全性、効率性を確保するため、捨石マウンド基礎からの海水の浸透を抑制する必要があります。
 しかし、従来の注入地盤改良工法では、比較的広めの捨石間隙においてセメントミルクが充分に充填、固化せずに流出することになり、捨石マウンド基礎の間隙充填による固化、透水性低減などの目的を達成できませんでした。

 こうした中、当社では、適度な粘性を有した注入材を用いた空洞充填工法「T-PLUS®」を開発し、2009年に捨石マウンド基礎の注入地盤改良工事に初適用して以来、蓄積した施工データを活用して、最適な注入材の配合選定方法と、施工中に注入状況を判断できる注入管理技術を確立しました。

今回確立した技術の特徴は以下のとおりです。
(1) 注入材の配合選定では、捨石の大きさや間隙の広さなど捨石の性状に応じて最適な注入材の粘性が決定できるため、これまで配合選定のために繰り返してきた実験が不要となり、検討にかかる期間やコストなどを大幅に削減できます。
 
(2) 品質管理では、従来、注入改良後に行うボーリングサンプルによる確認に依存してきましたが、注入経過時間と注入圧の関係に基づき、注入状況の予測計算法を考案しました。その結果、実測値と予測値の関係を施工中にモニタリング管理することで、捨石マウンド中の注入状況をリアルタイムに判断できます。
 

 今後、当社は、港湾、発電所など沿岸域に立地する施設の耐震補強、施設の拡張・更新に際して、捨石マウンド基礎の注入地盤改良に本技術を適用し、信頼性の高い注入改良技術として積極的に普及・展開してまいります。

空洞充填工法「T-PLUS®」の注入材配合選定方法と注入管理技術を確立
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