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プレスリリース

山岳トンネル版CIMシステム「T-CIM®/Tunnel」を構築

生産性と品質の向上をめざし、施工現場へ導入を開始

2016年9月8日


 

大成建設株式会社

 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、施工関連情報を管理、共有するCIM※1システムにおいて、山岳トンネル工事に対応した「T-CIM® ※2/Tunnel」を構築し、この度、実際の施工現場へ導入しました。

 現在、山岳トンネル工事では、CIMシステムが数多く導入されていますが、3次元モデルの作成や施工情報との紐付けなどに煩雑な3次元CADの操作が必要であるため、現場だけでは対応しきれませんでした。
 そこで、当社では、施工情報(施工管理、品質・出来形管理各種データ)、現場情報(安全管理、警報通知)、書類情報(帳票・資料)等を一元管理、かつ情報共有することで作業効率を大幅に改善し、日々の業務管理の負荷を低減させることができる「T-CIM®/Tunnel」を構築、導入しました。

「T-CIM®/Tunnel」の主な特徴は以下のとおりです。
(1)  トンネル断面情報と線形データ等から自動的に簡易3次元モデルを作成できます。また、作成されたモデルへの施工情報の紐付けには、従来の3次元CADではなく、操作が容易な簡易ソフトを使用することで、作業効率を向上させています。
 
(2) 情報共有のツールとして「WindowsタブレットPC」を使用し、場所を選ばず、写真撮影・データ入力から帳票作成までを行えます。例えば、切羽観察では、タブレットPCを使用して切羽状況の写真を撮影・加工し、観察データを入力・記録することで、切羽観察シートの作成を「現場」で完了できるなど、作業の効率化を図ることができます。
 
(3) 切羽観察記録などの掘削管理、施工管理や品質・出来形管理のデータを、現場事務所などに設置されたサーバーを介して、工事関係者間で情報共有することができます。
 

 今後、当社では、本システムを新規受注工事に対して積極的に導入を図り、2017年度以降は、全トンネル工事作業所への展開を目指します。また、国土交通省が策定を進めている「CIM導入ガイドライン」に対応できるように「T-CIM®/Tunnel」の機能拡張を進めてまいります。

※1 CIM(Construction Information Modeling)は、2012年に国土交通省が建設事業全体の生産性向上を目指して提唱した情報システムです。CIMでは、各工事の3次元モデルに、関連する属性情報を紐付けたCIMデータを構築し、建設事業フローの川上である調査計画、設計積算段階から川下である施工、維持管理段階まで、コンピュータやネットワーク上で一元的に管理しながら情報共有を図り、合意形成や設計、施工の高度化、維持管理の効率化を目指します。

※2 T-CIM®は、当社の土木工事作業所に導入を開始している情報通信技術を活用した施工システムと、3次元モデルを統合した独自のCIMシステムで、ダムやトンネルなど構造物に特化した「専門工種」と、どの工事にも当てはまるコンクリート工などの「共通工種」を相互に関連させ体系化したシステムです。本システムの適用により、施工情報の紐付けに最適な3次元モデルを容易に作成し、3次元モデルと連動した施工情報の入力・更新を効率的に行うことが可能となります。

山岳トンネル版CIMシステム「T-CIM/Tunnel」を構築
山岳トンネル版CIMシステム「T-CIM/Tunnel」を構築

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