ホーム > 会社情報 > プレスリリース > 2015年 > 新型トンネル硬岩掘削機「TM-100」を開発


文字のサイズ
  • 小
  • 中
  • 大

プレスリリース

新型トンネル硬岩掘削機「TM-100」を開発

〜100MPaを超える硬岩域を自由断面に掘削可能〜

2015年4月7日

 

大成建設株式会社
株式会社三井三池製作所

 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、株式会社三井三池製作所(社長:平川幸知)と共同で、一軸圧縮強度100MPa※1を超える硬岩域を掘削できる大型掘削重機「TM-100」を開発しました。
TM-100は、従来の自由断面トンネル掘削機(ロードヘッダ)では不可能とされていた100MPaを超える硬岩域を掘削可能で、80MPa以上の硬岩掘削では従来の掘削機に比べ2倍以上の掘削能力(時間当たりの掘削土量)を発揮します。

 近年のトンネル工事は住宅地、道路、鉄道、重要施設などに近接している場合が多く、環境上の配慮(騒音や振動など)から火薬を使用する発破掘削や打撃音を発生させるブレーカ掘削などを採用できないケースが増えています。
上記掘削工法を採用できない工事の場合、自由断面トンネル掘削機を用いて施工しますが、通常使用する掘削機は硬岩と言われる50MPaを超えた段階から徐々に掘削能力が低下していき、工期の長期化が避けられないのが現状でした。

 そこで大成建設は、20年前にアメリカのロビンス社と共同で開発した、硬岩掘削機の技術を継承し、機械本体の組立・解体の短期化、設置位置誘導システムや掘削制御システムの強化を図り、三井三池製作所が有する豊富な鉱山掘削機械の製作技術を生かし、以下の特徴を有した「TM-100」を開発しました。

【TM-100の特徴】

  • ディスクカッターによる圧砕で、100MPa超の硬岩を自由な断面形状で掘削可能。
  • 位置、姿勢計測システムを搭載し所定位置に設置するのみで、自動運転で施工を行い余掘りを最小限に止め、掘削中の省力化及びコストダウンを図れる。
  • 常に切羽形状を球面で維持し、切羽の安定化を図れる。
  • カッターホイールをディスクカッター型からピック型に替えることにより、軟岩域の掘削も可能。

 昨年の掘削性能試験において、100MPaの模擬岩盤を実際に掘削し、純掘削能力約15m3/hを確認しました。
今後、国内のトンネル工事現場において実機適用を開始いたします。

 

※1)MPaとは、岩強度を表す際に使用する単位。(100MPa = 100N/mm2 ≒ 1000kgf/cm2

 
新型トンネル硬岩掘削機「TM-100」を開発


 

ページ上部へ