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プレスリリース

『部屋単位で落雷被害を防ぐ雷電磁界バリア』の有効性を確認

2015年3月27日

 

大成建設株式会社
株式会社サンコーシヤ

 大成建設株式会社(社長:山内隆司)と株式会社サンコーシヤ(社長:伊藤眞義)は、このたび「エビススバルビル(東京都渋谷区 2014年6月竣工)」にて実施工した、『部屋単位で落雷被害を防ぐ雷電磁界バリア』の有効性を確認しました。

 「エビススバルビル」では、工事施工前に『建物内雷電磁界環境シミュレーションシステム※1』により、落雷時に発生する雷電磁界の状況をシミュレーションしました。その結果、重要な電子機器が配置される部屋を雷電磁界等の落雷被害から保護する必要があることが予見できたため、建築主・設計者・施工者で協議の上、『部屋単位で落雷被害を防ぐ雷電磁界バリア』を導入しました。

 これまでの雷電磁界バリア※2は建物全体に施す方式でしたが、今回は重要な電気機器を有する部屋のみにバリアを施工しました。具体的には、四方、上下面に一般的な建築部材(スラブ鉄筋、デッキプレートや内装下地用軽量鉄骨)を適切な幅で格子状に配置しました。こうしてバリアを設置することで、流れる雷電流を分散させ、発生する電磁界を減衰させると共に、発生した電磁波同士が打ち消される効果を得ることができます。

 導入後、落雷時に発生する雷電磁界を模した人為的な電磁界を対象室外で発生させ、バリア内およびバリア外での電磁界の状況を実測定し、バリア内の減衰量から雷電磁界バリアの有効性が確認できました。また、その減衰量がシミュレーションによる事前想定数値と同等となったことから、『建物内雷電磁界環境シミュレーションシステム』が効果的に機能していることも確認できました。

 大成建設は、今後もデータセンターやオフィスビルのサーバー室などに、『部屋単位で落雷被害を防ぐ雷電磁界バリア』を雷保護対策として積極的に提案して行きます。

 
※1 建物内雷電磁界環境シミュレーションシステム
  (大成建設(株)と(株)サンコーシヤの共同開発、コンサルタント:財団法人電力中央研究所)
  落雷位置から大地までの経路となる建物形状や構造部材を3次元CADで入力・選択し、FDTD法計算アルゴリズムと連携させて、落雷時に生じる雷電流分流や屋内電磁界、電磁誘導などを建物ごとに解析し、情報機器等にかかる異常電圧を高精度に予測するシステム。
 
※2 雷電磁界バリア
  部屋単位で落雷被害が防ぐことができるように、建物床構造部材と建物の内装の下地に使われる軽量鉄骨を通常よりも緊密かつ等間隔の格子形状に配置し、それぞれが電気的に等電位になるよう接続し、バリアに流れる雷電流を分散させることによって発生する電磁界を減衰させると共に、発生した電磁波同士が打ち消される効果が得られる。
 
エビススバルビル
所在地 東京都渋谷区恵比寿1丁目20−8
発注者 スバル興産株式会社
基本設計・実施設計監修・監理 株式会社日建設計
実施設計 大成建設株式会社一級建築士事務所
施工 大成建設株式会社
構造 鉄骨造(地下一部:鉄筋コンクリート造)
 
『部屋単位で落雷被害を防ぐ雷電磁界バリア』の有効性を確認


 
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