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プレスリリース

外装シーリング材高速撤去装置「ツインドリル」を開発

2010年3月31日

 

大成建設株式会社
 

 大成建設(株)(社長:山内隆司)は、この度建物のシーリング材の取り替え工事を従来よりもスピーディーで低コスト、かつ安全に行うことのできる高速撤去装置「ツインドリル」を開発しました。

外装に施されたシーリング材は、外壁パネルの防水性能を保持することを目的としています。しかし、紫外線などの影響で経年劣化・硬化し充分な性能を維持できなくなるなどの要因で10〜15年程度で取り替え工事を行うのが一般的です。
現状の方法ではカッターナイフを使用し人力で老朽化したシーリング材を撤去します。この方法の場合、(1)カッターの破損により作業者や第三者が怪我をする恐れがある、(2)被着面に薄くシーリング材が残存し取り替え工事後の防水性能が落ちることがある、(3)カッターの刃が立たないほどシーリング材が硬化してしまうと作業が非常に困難になる、などの問題を抱えており、加えて高層ビルになるとシーリング材取り替え範囲が数万mにもなるため工事には長期間を要していました。

今回開発したシーリング材高速撤去装置「ツインドリル」は、電動ドリルのヘッド部分を2軸にし、その先に専用のドリルビットを取り付けています。2つのドリルビッドが左右反対方向に回転してシーリング材を引き剥がし、機体自体も推進力を持ちながら動作することで、力を使わず安全に、そして確実な撤去を実現しました。また、ドリルビットを交換することで最大40mm最小5mmの目地幅に対応するなど様々な条件下での工事に対応しています。この装置はゴンドラの下降に合わせて撤去作業をすることが可能になるため、縦方向の目地撤去の速度は従来工法に比べて最大20倍程度向上します。ゴンドラを利用しての高速撤去ができない横方向の作業を考慮しても1日平均の作業可能範囲は、従来の1人あたり35m程度から最大100m程度にまで延ばすことができます。その結果、工事期間が約2〜3割短縮されることになり、コスト面でも仮設費や作業所経費などの低減につながるため全体の工事費用は1〜2割削減できると見込んでいます。
このツインドリルの開発によって、ビルの更新工事が従来よりも安全に短工期で可能となり、建物利用者にとっても居住性への影響が短期間に抑えられるという効果が期待されます。

大成建設は、建物の長期使用の需要が高まる中、このシーリング材高速撤去装置「ツインドリル」の実施適用を積極的に進めていきます。

 

資料写真

ツインドリル

 

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