モデュロール ―均整、身体、空間―

 
【平成14年7月1日】 大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長:葉山 莞児)の常設ギャラリー・Galerie Taiseiでは、2002年7月8日(月)から9月20日(金)まで、展覧会「モデュロール −均整、身体、空間−」を開催いたします。
 
 
 ル・コルビュジエの造形活動の根底に流れているのは、美しい比例、バランスから生まれた調和の追及です。

 ル・コルビュジエは若い頃から自然物の中に潜む幾何学性の研究に没頭し、やがて美しい古代建築、美術の中に隠された比例を見出し、それが自然物に見られるものと共通であったことに気付きました。ル・コルビュジエはこうした経験を自作に生かし、単純な幾何学的形態に還元した絵画作品や、比例を取り入れたファサードの構成などを手がけました。この取り組みが、やがてル・コルビュジエの最大の発明「モデュロール」(Modulor=module+or=黄金の尺度)へと発展していきました。

 黄金比、フィボナッチ数列、そして人体の寸法を組み合わせて作られた「モデュロール」を駆使して、ル・コルビュジエは人間にとって最も美しく心地よい建築空間を作ろうとしました。また、モデュロールのいくつかの数値だけを使うことによって可能になる、量産住宅の建設を考えていました。

 「モデュロール」は多くの人々に興味を持たれたものの実際に流通したのは一部の人々の間にだけでしたが、ル・コルビュジエの生涯にわたる造形活動の集大成として、非常に重要なものだったと言ってよいでしょう。本展を通して、ル・コルビュジエのモデュロールについて、理解を深めていただければ幸いです。
 
 

 
 会   期: 2002年7月8日(月)〜9月20日(金)
 土、日、祝日及び8月12日(月)〜16日(金)は休廊
 開廊時間: 午前10時〜午後5時
 会   場: ギャルリー・タイセイ
東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル17階
Tel 03−5381−5510 / Fax 03−5381−5511
URL http://www.taisei.co.jp/galerie/index.html
 展示内容:
モデュロールに至るまでのル・コルビュジエの試み=自然物、古代の建築・美術作品に見る比例研究、20年代の建築・絵画作品における比例・規準線
モデュロールについての詳細な説明
モデュロール、比例を利用した建築作品、絵画作品
モデュロール寸法で作られたル・コルビュジエのための執務スペースの原寸模型など
 
 
ル・コルビュジエ 「直角の詩」より