設計業務の改善から築生産業務を
合理化し、コストセーブ・高品質をめざす

−統合的建築設計プロダクションシステムの開発−
(T-Approach)
 
【2002年12月3日】 大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・葉山莞児)は、設計から積算・施工の建築生産業務のIT化による合理化を図るため、統合的建築設計プロダクションシステム(T-Approach)を開発しました。これにより、設計業務のコストセーブと高品質化を実現し、このほど運用を開始しました。
 
 
 当社はこれまでに、下記のシステムを開発し、設計業務を推進しています。
1) 作図スピードの飛躍的向上を図る「Quick Draft」
2) 設備の空調設計システム「テラ」、構造設計システム「フォース」「シリウス」
3) 作業所での施工図作成業務を省く「施工図レス設計システム」
4) 図面外注費の削減と作図のスピードアップを図る海外CAD作図拠点「TASPLAN」
5) 正確な数量と積算業務の効率化のための自動積算システム「AES」

 これに加え、設計・施工業務の職能を活かした二次元情報による建築モデル「IAM」を開発することにより上記各システムを統合したシステム T-Approach(統合的建築設計プロダクションシステム)を開発しました。
 
 
 このシステムの最大の特徴は、従来三次元でなければ出来なかった様々の検討を『二次元で始め、二次元で終わる』ということです。  
従って設計者は従来通り二次元の入力で、しかもより短期間に設計図を作ります。
 
 それを受けて、高さを表わす図面や情報、又積算や施工に必要なデータ等を、設計者も積算担当者も施工者も、従来培ってきた職能と手法を大きく変えることなく、直接受け取り、業務を遂行します。
 
 このシステムにより、不整合の多かった建築・構造・設備の三分野の一体化も大きく進展します。又、設計から積算、施工までの従来の分業体制の形が大きく変化し、切れ目のない一体的でインタラクティブな建築生産体系が再構築されます。
その結果、今までにない建築のコストセーブと高品質を達成することができることになります。
 
 本システムは11月始めから運用を開始しました。


*T-APPROACH:Taisei Advanced Production PROcess for ArCHitectural design
*IAM     :2D Integrated Architectural Model
 
 

【資料】
●統合的建築設計プロダクションシステム