使用済発泡スチロールを骨材としたエコスチロール

−「テプサム吸音壁」を開発−
 
【平成14年8月6日】 大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長:葉山 莞児)は小田急電鉄(株)(社長・北中 誠)の協力を得て、使用済発泡スチロールを骨材としたエコスチロール「テプサム吸音壁」を開発しました。
 
 
 今回開発した吸音壁は、小田急電鉄より高架部の鉄道音の特性に関するノウハウの提供を受け、効果的な吸音性能が得られるよう吸音板と背後の空気層の形状・厚さを設計した製品です。吸音板には、当社が開発したテプサム吸音板(使用済発泡スチロールを熱処理により再生した骨材をセメントペーストで固化、成形した吸音板)を使用しています。高架部の高欄に取り付けるタイプと、遮音壁を組み込んだ地平部に自立するタイプがあります。

 本吸音壁の特徴としては、列車走行時のモーター音、車輪とレール間で発生する転動音、急カーブ通過時のきしり音を効果的に吸音します。実験では、本吸音壁を付けない場合と比較し1〜3dB程度の低減効果を確認しており、吸音性能は従来の吸音壁と同程度です。また耐久性、耐火性、耐水性に富み、さらに軽量であるため施工性にも優れています。コスト面でも従来使用していた吸音壁に比べて同等以下です。既に小田急電鉄喜多見電車基地出入庫線にて実証施工を完了しています。
 
 
 今後は、本吸音壁の普及を図るとともに、鉄道用以外の幅広い用途拡大を目指していきます。  
 
 

 

 ●特徴・仕様・吸音性能
 
 ●貼付けタイプ
 
 ●防音壁タイプ
 
 ●製作フロー