浅深度シールド工法で交通渋滞を緩和

―「ルーフ プロテクト シールド工法」を開発―

 
【平成12年12月14日】 大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・平島 治)はこの度、道路トンネルの築造において、大幅な工事期間短縮、工事費低減を可能にした浅深度シールド工法「ルーフ プロテクト シールド工法」を開発しました。
 
 
 都市の交差点や踏切の多くは、恒常的な交通渋滞を引き起こし、生活環境や経済活動に多大な悪影響を及ぼすため、立体交差施設の整備が進められています。従来、その整備工事は大規模な開削工法で行われ、長期間にわたり地上の道路を工事用地として占用し、更なる渋滞の原因となり、立体交差施設の急速施工法が望まれてきました。
 
 そこで、地上の占用範囲が少なく、渋滞発生の少ない非開削工法であるシールド工法に着目しました。今回開発した工法は、当社が永年にわたり研究してきたシールド技術により、立体交差施設において求められる浅深度の非開削施工を可能とする技術です。本工法のシールド機のシステムは、シールド機の上部に装備された先受け機構としての「ルーフプロテクター」により、シールド掘進時の切羽の緩みを遮断し、地盤変状を抑制し、安全な浅深度の施工を可能にします。ルーフプロテクターは、密閉型及び開放型のシールド機に適用でき、機能として一体式・固定式・可動式の3タイプがあり、様々な用途に応じ使い分けが出来ます。更に、高精度土砂排土装置(ツィンスクリュー)や裏込注入管理システム(グラウトバッグセグメント)等の当社の応用技術を盛り込んでいます。本工法では従来の施工と比較して、10〜20%程度の工事期間短縮と工事費低減が見込まれます。
 
 
 今後は本工法の適用を、地下道路トンネル、鉄道トンネル及び浅深度施工が要求されている鉄道横断工事を対象に積極的に提案していきます。
 


ルーフ プロテクト シールド工法
 

ルーフ プロテクト シールド機(密閉型)